家が人に安心感をもたらせてくれる要素 その5
5.心身ともに健康でいられるための安全ゾーンという安心感
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家が人に安心をもたらす要素 その4
4.自分の領域を持つことへの安心感
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家が人に安心をもたらす要素 その2&3
【家の中の安心感は、目に見えない意識の中で増す部分も多くあるものです】
2.安全でいられるという安心感
3.所有している場所という安心感
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家の中の安心感を高める方法 その1
【安心感という側面で家を考えると、家の作り方の多様性が見えてきます】
その1.外界から身を守るという安心感
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家の耐久性を持たせるための6つのポイント(後半)
【家の素材を決めるときには、ここはどれくらいのメンテナンス頻度としやすさを持たせるか?をデザインに組み込むことが重要です】
4.シロアリ対策を確実にする
5.メンテナンスフリーの素材はできる限り使わない
6.特殊工法を組み込まない
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家の耐久性を持たせるための6つのポイント(前半)
【家の耐久性を持たせることは、孫の代まで資産として残せるかどうかにもつながります】
1.外壁の壁内を絶対に結露させない
2.構造的に耐震性の高いものにしておく
3.設備を20年後に取り替えやすい状態にする
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住宅ローンを支払い終える頃の家の状態を知っていますか?
日本以外の先進国の家は「不動産」と言われています。
日本の家は、30年で建て替える「耐久消費財」として長年建てられてきた背景から、不動産としての地位を確立できていません。
【家の耐久性、将来我が子に継がせるかどうか?など考えることはたくさんあります】
「20年経ったら、土地に価値があり上物(家)には価値がない」
とは、よく言われます。
多くの人は、最長の35年ローンを組み、コツコツと支払いながら
「これで自分にも資産ができた」
と思っています。
しかし、実情としては30数年後、
「このままボロボロのこの家に住みますか?それとも建て替えますか?」
という選択肢に直面するのです。
このことをどれくらいの人が現実問題として認識しているでしょうか?
既に家を手に入れている人は、そのことを踏まえて、これからの資産形成を考える必要があります。そして、これから家を手に入れる人は、「どれくらいの耐久性を家に求めるか?」を考えることが重要になります。
では、どれくらいの耐久性を家に求めるべきでしょうか?
それは手に入れたいライフスタイルと住む人の経済バランスによります。
例えば、
・雨風をしのげればいい
・自分たちがすまなくなったら解体して、土地を売るなり、
子供が自分たちで建てればいい
という考えの人がいたとすれば、それに見合う家を建てるのも一つです。
ただ、私は専門家としては反対です。理由は、
・雨風がしのげれればいいという家は、確実に居心地は良くなく、もったいない
・同じお金をかけるなら、子供や孫の代の資産となるものを作ったほうがいい
・30数年で家を建て替えるとなると、地球環境を破壊し続けることになる
などです。
日本の場合、植林で木が育ち、構造材として使えるようになるまで約60年かかります。ドイツはそのサイクルが100年以上。
そこから考えると、最低60年は一つの目安になるでしょう。
またよく話しする内容ですが、親子3代で家を資産として活用し、家系の繁栄を築くという考えが、日本以外の先進国にはあります。この視点は、これからの時代ポイントは高いでしょう。
家の耐久性を高めるにはどうすればいいか?
はまた別の機会にお伝えします。
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なぜ無料でプランを提案しないのか?
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設計事務所と工務店は何が違うのか?
無料相談を受けたり、家づくりの勉強会を開催するときは、
設計事務所は「家を考える専門家」、工務店は「家を建てる専門家」
というふうにお伝えしています。
しかし、近年は工務店の中でも飛び抜けて設計力の高い会社も、
ちらほら出てきていて一概にそのように言えなくなりました。
【設計事務所は、家を考える専門家。日々、設計力を高めることを人生全般から吸収したいと思うこの頃(八納)】
そうなると違いは、設計事務所は「家を建てることができない」
ということだけになってしまいます。
自分も含めて「設計事務所頑張れ!」という気持ちになります。
そういった意味でも、設計力を高めることが重要ですし、私の場合は、妻が心理カウンセラーということもあり、夫婦や家族の心理状態を考えた空間づくりや、子供の才能が
どういう環境だったら伸びやすいかなどを追及して、日々設計をしています。
設計事務所としては何かしらか、強みを見出していく作業が必要でしょう。
さて、設計事務所と工務店の違いとして、もう一つ言えるのは、「設計事務所はお施主様側についた専門家」というものがあります。
工務店は建てる側、
お施主様は建ててもらう側、
お施主様と工務店の双方には、少なからず利益の相反する部分が出てきます。
繁盛している工務店は、お施主様の立場にしっかり立った対応をしているケースも多いですが、なかなか真似はできません。
設計事務所は、お施主様の専門家窓口としても機能しますので、お施主様の資本や利益を守るために工務店と向き合う場面も出てきます。
そういった意味でも、設計者と工務店はピリピリした関係になってしまうこともあります。
優秀な設計者は、お施主様の立場に立ちながら、かつ工務店に気持ち良く仕事をしてもらう人格を持ち合わせています。
工務店からしたら「この設計者の仕事をすることが誇りに思える」という感じなのでしょう。
そのためにも、設計者は工務店が一緒に仕事をして誇れる「何か」を持ち合わせることが重要なのでしょう。
設計者と工務店、同じ業界で切磋琢磨する者同士としてお互いの専門性を高めあい、尊重しあいながらいい家づくりを広めたいものです。
日々切磋琢磨です。
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TV番組からの誤解「え!設計者って毎日現場に行かないのですか?!」
「先生に端から端まで設計に関わってもらいたいので、他の物件はやらないでほしい」
という要望を受けたことが何度かあります。
テレビのビフォー&アフターなどを見てそのように思ったと言っていたのですが、それは実情とは違っています。
TV番組ビフォー&アフターは、家づくりや設計士のことを身近に感じてもらえるための素晴らしい番組だと思います。
しかし、反面・・・
「TVで公開している建設費や設計料とまったく違う」
「TVのように日々現場に来てくれるのじゃなかったのですか?」
というクレームを受けて、苦労している出演者も多いと聞きます。
私のところにも以前TVプロデューサーが来たことがあり、いろいろと背景を聞いて知っています。推測で物は言えないので建設費に関してはそれぞれの判断にお任せします。もし、改修工事を依頼する場合は、設計事務所や施工会社なりにどれくらいかかりそうかを聞いてから判断するようにしましょう。
もう一つの誤解です。
それは「日々現場に来てくれる」という誤解です。
ここは、きっちり説明したいと思います。
まず、家づくりに携わるメンバーとして、設計者と施工者の2者がいます。
細かく説明すると分かりづらくなるので、シンプルにそれぞれの役割をお伝えすると、
設計者は、
▼言葉通り設計をし、設計図を描く
▼設計図通りに、現場が出来ているか重点的にチェックする
施工者は、
▼言葉通り現場の工事をする
▼設計図通りに、施工がなされているか日々管理をする
という感じで分かれています。
ポイントは、設計者と施工者がそれぞれいて、現場に足を運ぶ頻度が違うということです。
施工者の場合は、ほぼ毎日現場に行き、その日の現場の施工状況を確認したり、職人さんの手配をしています。その人のことを現場監督と言います。
設計者の場合は、新築の時は多くて週に1度ぐらい現場に行き、現場監督に報告を聞きながら、重点的に現場のチェックをします。リフォームの時はもう少し現場に行く頻度は増えますが、それでも毎日ではありません。
重点的なチェック(新築の場合)とは、
・建物の位置の確認
・基礎下の地盤の状況確認
・基礎の配筋や型枠の設置状況
・基礎打設後のアンカーボルト位置の確認
・プレカット図のチェックと上棟後の構造のチェック
・構造金物の取付状況チェック
・設備&電気などの配管、配線状況チェック
・断熱施工状況などのチェック
・内装工事の仕上がり状況チェック
・外構を含め全て完成した時点での全体チェック
など。
それ以外にも設計事務所では独自の現場チェック項目を持っていたりします。
例えば、弊社の場合は、
・断熱、気密施工の指導、チェック
・スイッチコンセントのお施主様の立会い検査
・仕上げなど現地に持ち込んでお施主様立会いで仕上げ決定
など、現場によって、その他バリエーションがありますが、だいたいそういった感じです。
現場に行っている時以外は、事務所にてプレカット図、詳細納まり図などの施工図をチェックしたりもしています。
それぞれが役割分担で、連携を取っていくのが設計であり、現場なので、全体のイメージをつかんでみてください。
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