理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

理想の設計事務所を見つけるための5つのポイント

ネットが普及して久しくなり、家づくりの方法もネットで情報がどんどん取れる時代になりました。逆に言うと情報過多になり、どの情報が正しいのか?などが分かりづらくなったのも事実です。

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家づくりには、ハウスメーカーで家を買う方法、工務店で家を建てる方法、設計事務所で設計して工務店で建ててもらう方法やその他含めると6つがあります。それぞれの違いについては、こちらからご覧ください。

さて、そういった中の設計事務所を見つけるときのポイントは大きく5つあると思います。それを紹介してきましょう。


ポイントその1)HPがあるかどうか?

 基本的にHPを公開している会社が良いでしょう。しかし、HPを持っていない設計事務所にも、大きく二つの種類があります。一つは戦略的にHPを持たない事務所、もう一つは単にHPを作っていない事務所です。

 前者は、雑誌掲載と口コミのみでやっていて、あえてHPに載せないスタイルをとっています。雑誌を見て気に入った設計事務所がHPを持っていない場合は、電話で問い合わせてみましょう。

 後者の事務所は、メールやインターネットの活用が得意でない会社なので、連絡手段があまり整っていないリスクはあります。近隣で、コミュニケーションをしっかり取ってくれる事務所以外は避けた方が無難でしょう。

 

ポイントその2)実績がどれくらいあるか?
 
 独立して間もない設計事務所の場合は、実作が少ないですが、それでも見学させてもらえる家があるかどうかはポイントでしょう。実績に関しても、数が多い方が安心感はありますが、継続的に住宅の設計をやっているかが重要です。

 また、担当設計者がどの程度住宅の設計に携わっているかもポイントです、というのも、住宅の設計だけだと経営が難しいと判断し、利益率のいい一般建築の傍、たまに住宅の設計をやっている事務所もあります。住宅設計は日々携わっていないと勘所がずれてくる可能性もありますし、日々情報が進むので、最新情報に追いついていない場合もあるからです。


 イメージでいうと、たまに執刀してくれる先生といつも執刀している先生のどちらに手術をしてもらいたいか?に似ているでしょう。

 

ポイントその3)作風や考え方に同調できるか?

 雑誌やHPをしっかり見て、作風や考え方に同調できるかをしっかり見ることが大切です。特に家族が住む家の場合は、最低限夫婦の間で合意できる事務所にすることが重要です。

 例えばご主人が気に入ったデザイン建築をする事務所があり、一目惚れしたとします。家族でその事務所に訪れ、さらにご主人が設計士と意気投合して、実際に設計契約をして進めていき、家が完成。住んでみたら、リビングは夏暑いし、冬寒い、光熱費がびっくりするくらいかかる、家事動線の使い勝手が悪い・・・など、完成して後悔するようなケースも少なくありません。

 事の発端は「夫婦である程度合意を取った上で行動していたか?」です。家づくりの場合、夫婦のどちらかが遠慮して設計が進むと出来上がった後に大きく後悔するケースが多いので、ここでしっかりと話し合ってみましょう。

 

ポイントその4)実際に作った家を見せてもらえるか?
 
  2でも書きましたが、設計事務所の場合は、住宅展示場のようなモデルハウスを持っているケースは稀なので、基本的には、これまで設計した家を見せてもらうなどで、その事務所の家が実際にどういった雰囲気なのかを体感することができます。

  見せてもらえる家の件数が多ければ多いほど、その設計事務所が建主と信頼関係が結ばれている証拠にもなります。その他には、家が完成した時の完成披露会がありますので、気に入った事務所の披露会には是非足を運んでみましょう。

 

ポイントその5)どういったスタイルで関わってもらえるか?

 雑誌で見て一目惚れした、という流れで家を依頼するケースも多い設計事務所。事務所によっては、多忙を極めていて、代表の建築家が初期プランだけ関わって、あとは担当スタッフに任せってきりになるケースもあります。

「え!私たちは、あの先生にお願いしたいと思ったのに、結局ほとんど関わってもらえなかった・・」

という不満が残る場合もあります。

 実際には、代表の建築家が全てチェックして担当スタッフが動いているようなケースが多く、誤解を招いているケースもありますが、安心感をもつ意味で、「私たちは、先生にやってもらいたいと思って依頼したいのですが、具体的にはどのような形で設計が進むのか教えてもらますか?」と初めに尋ねるのがいいでしょう。

 一例ですが、年間5棟程度手がけている設計事務所の場合は、スタッフも1〜3人くらいで、メインの打ち合わせなどは代表の建築家が常に打ち合わせに携わるケースが多いです。

 それに対して年間20棟ぐらい手がける設計事務所の場合は、スタッフも7〜10人ぐらいいて、基本設計には代表建築家が加わり、その後の打ち合わせは担当スタッフがメインになり、ポイントで代表建築家が関わるようなケースが多いでしょう。

余談ですが
「先生に端から端まで設計に関わってもらいたいので、他の物件はやらないでほしい」
という要望を受けたことが何度かあります。

テレビのビフォー&アフターなどを見てそのように言ったのだと思うのですが、それはナンセンスです。このことはまた別の機会に伝えましょう。

 

 

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日本の家は資産になり得るのか?

家=資産? それとも 負債?

 

この議論には、住宅ローンで借りていれば、家は銀行の持ち物で自分のものではないから=負債、というふうに言われます。

 

しかし、普段経営をしている事業者から見たら、銀行が融資してくれるお金=資産というふうに見る人の方が事業的に成功しています。

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【親子3代で受け継ぐことや人に貸し出してお金を生み出すことを考えた自邸】

 

世代によっては、銀行融資=負債&するものではない を譲らない経営者もいますが、周りの経営者を見ると、どちらかというと「何のためにそのお金が必要か?」「そのお金は世の中をハッピーにしているか?」が明確な経営者ほど、今の時勢では活躍しています。

 

そういう意味では、住宅ローンを借りていたとしても、「このお金は家族を幸せにしているか?」が明確であれば、いい流れに乗ると僕は思っています。とても重要な視点だと思います。

 

しかし、今回はそれを言いたいわけではありません。


今回言いたいのは、特に一戸建ての家についてですが
「その住宅ローンを払い終える30年後ぐらいに、その家の寿命が来る可能性が大」
という、あまり意識されていない事実についてです。

多くの人が、ローンを払い終えれば、そこから一生その家で安泰に暮らせると思っていますが、事実はそうではありません。

 

なぜなら、現在普及している住宅の多くの寿命が30年ぐらいだからです。

 

「え!まさかそんなことはないでしょう!?」

 

そういう声も聞こえてきそうですが、
「この家は、80〜100年持つように素材や工法を選んで建てています。その理由は・・・」
と、説明できる施工者や設計者以外の住宅は残念ながらそのようになる可能性が高いのです。
 


「家を作る人はプロだからそれくらいは考えているのでは?」


と思うかも知れませんが、そこまで考えている人は、上記のような説明がきっちりできる人です。

 

木造の住宅の場合ですが、


 ▼構造として長期にわたって耐久性が保てれる骨組みになっているか?
 ▼地盤の上に適正に基礎が出来ているか?
 ▼断熱施工が適切に施されているか?
  ↑施工不良なら壁内結露を起こし木が腐ります
 ▼設備などを20年、30年で取り替えやすいレイアウトになっているか?
 ▼メンテナンスが出来る材料を主体的に使っているか?
 ▼普及している工法である程度の工務店でも補修ができるか?


など、一般の人が上記ぐらいの言葉で、専門家に尋ねて、それに具体的に答えてもらえるかがポイントです。

 

他の先進国では、「親子3代で家を受け継ぐことで、資産をなす」という考え方が普通です。

 

初代で、苦労して家を建て、二代目でその家を継承しながら、資産形成の基礎を作り、三代目で、その資産をベースに、永続的に子孫が繁栄できる状態を作り上げる。

そんなイメージです。

 

今の日本の家は、相続の時に「こんな家いらない」というケースが多いですが、これから家を建てる人は、子供や孫の代に「よくぞ、この家を建てて残してくれた!」と言ってもらえるような家にしたいですね。

 

自分で書きながら、我が身も引き締まる思いがします。

 

 

 

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注文住宅って一体どういったものなの?

この度ブログのタイトルを
「住む人が幸せな家づくり」
から
「理想の注文住宅を建てるには」
に変更しました。

これからも末長くよろしくお願いします。

 

さて、話題を戻します。

注文住宅って一体なんなのでしょうか?
自由設計という言い方をしている会社もあります。

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【弊社で設計している家の例。部品としての既製品以外は、全て手作り】

 

私は注文住宅というのは、
「一からお施主様のご要望を汲み取り完全な自由度の中から作り上げた住宅」
だと思っています。

ただ、世の中では
 「ある程度の工法から来る縛り」
があったり、
 「使える仕上げ素材が限られている」
など、完全に自由ではないものもあります。

 

例えば、
 ・ここの柱は我が社の工法では外せません
 ・床のフローリングはこのカタログの中から選んでください
 ・2階LDKは弊社では設計できません
 ・断熱材は、この製品以外は使えません
 ・タイルはこのカタログから選んでください
と言う感じです。


自分たちが手に入れたい家において、上記のようなことが気にならない方の場合は問題ありませんが、気になる場合は、完全な自由設計の注文住宅を設計してくれる会社に依頼する必要があります。

完全な自由度のある注文住宅のイメージですが
 ・構造は、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造どれでも選べる
 ・基本的に間取りの制限がない
 ・外観デザインにも制限がない
 ・キッチンなども図面を書いて作ってくれる
 ・屋内のドアも既製品だけでなく、図面を書いて作ってくれる
 ・タイルなど、海外の製品も含めて取り寄せてくれる
 ・床、壁、天井、外壁などの素材も海外の製品を含めて検討できる
 ・トイレ、バスタブ、カランなど海外の製品も含めて検討できる
 ・断熱材もいろいろな工法や種類から選んでくれる
 ・なんでも興味を持って話を聞いてくれる!(笑)
という感じです。

 

これを全て叶えてくれるのは、一部の工務店と一部の設計事務所でしょう。
どうして一部かというと、例えばキッチンなどは既製品のものしか使ったことがない会社も多いからです。

 

自分たちの手に入れたい家はどの程度自由設計であればいいですか?


上記の項目の中で、絶対外せないもの、外してもいいものなどを整理すると、お願いしたい会社も自ずと探しやすくなるでしょう

 

 

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設計士、建築士、建築家などの違いってなんだろう?

一般の人から見ると、
 設計事務所
 建築家
 1級建築士
 設計士
 工務店
 施工会社
と、いろいろな名称を聞き、どの会社が何をするかが分かりづらい。
 

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この中で、工務店と施工会社は、
いわゆる「実際に家を建てる工事をする人たち」
と考えればいいでしょう。
 
中には、実際の設計をする人もいるが、
それは設計もする工務店というふうにとらえてください。
 
※デザインセンスが良く設計事務所と同等以上の設計もできるスーパー工務店も出てきています!
 
分かりづらいのは、
 設計事務所
 建築家
 1級建築士
 設計士
です。
 
設計事務所というのは、1級、2級、木造建築士といういづれかの資格を持った人が、やっている事務所という意味です。
 
1級、2級、木造の資格によって設計できる規模が変ります。
 
次に1級建築士と建築家の違いについて。
1級建築士というのは、国家資格です。
 
建築学科系の大学を4年、社会に出て2年の実務を経てようやく、試験を受けられる資格を得ることが出来ます。
 ※これ以外のルートもありますが、上記がスタンダード
 
100人受けると、だいたい12人の人が合格するぐらいの合格率です。1級建築士になるとどんな規模の建物でも基本的に設計できるようになります。
 
それに対して「建築家」。
これは、国家資格やその他の資格制度があるものではありません。通称みたいなものです。
 
ウィッキペディアには、
「建築家(けんちくか,  (architect)は、一般に建築における建物の設計や工事の監理などを職業とする専門家のことである」
と書かれています。
 
しかし、業界的にはそれ以外にも建築家という解釈にはいくつかありますが、
「実際に賞などとり、周囲から評価され、周囲から呼んでもらう称号」
というふうに解釈している人もいます。
特に年配の人にはそのように捉えている人が多いようです。
 
それ以外にも
「建築を通じて、世の中にインパクトを与えている人」
のことを建築家というふうにとらえている人もいます。
 
個人的には、後者の「建築を通じて、世の中にインパクトを与えている人=建築家」をイメージしています。

ここが設計事務所と建築家のニュアンスの違いでもありますし、住宅の設計を依頼する場合、建築家的な人に依頼したいかどうかの判断にしてみてください。
 
最後に設計士ですが、これも資格のある名称でなく、設計をする人みたいなニュアンスで一般的に使われています。
 

 

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施主(建主)と設計士が健全な関係を保つコツ

家づくりにおいて起こるトラブルの1つは、設計士との関係性において起こります。設計士とどのような関係性を築ける人が家づくりをスムーズに楽しいものにしているのでしょうか?

施主(建主)と設計者ともにお互いが意識するといいポイント
を5つに分けてお伝えします。

 

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その1)自分は客だという態度ではなく、チームとして臨む

「お金を払ったんだ自分は客だぞ!」という態度をとる人や逆に自分は素人で相手は専門家だからと萎縮して頭が真っ白になるようなタイプの施主がいます。

そうすると、設計士の方もクリエイティブな提案がしづらくなります。

設計士にとって一番やりやすいのは「チームの一員として信頼関係を結びながら進めれる状態」です。自分が過度にどちらかに偏っていないかを客観的に見てみましょう。設計者もそのようなチームを作るイメージを明確に持つことが大切です。


その2)遠慮せずに、言いたいことは言い合える関係性を作る

信頼関係を作ることが、家づくり成功の秘訣です。その1のようにチームとして望む感覚を共有できれば、次には「お互い遠慮せずに言い合える関係性を作る」ことがポイントになります。

遠慮することは、施主にとっても良くないですが、設計者にとってもいいことではありません。なぜなら、家が完成する頃に、施主の不満が噴出してどうしようもなくなるケースがあるからです。出来上がったら喜んでもらいたい、そういう思いで家づくりに取り組んでいる設計者からするとそれはかなり痛い状況なのです。
 


その3)夫婦で言えないことを設計士に肩代わりしてもらわない

これは多くの人が無意識にやってしまい、設計士も思わず協力してしまいがちですが、これも後々トラブルになるケースが多いです。なぜなら、肩代わりするということは、夫婦どちらかの肩を持つわけで当然相手からすると面白くないわけです。

それが夫婦の間で夫婦喧嘩としてやってくれればいいのですが、多くの場合は矛先が設計士に向いてしまいます。

そうなると設計士はたまったものじゃない、と距離を取ってしまいます。

家づくりは、施主と設計士のお互い腹の探り合いだと全くうまくいきません。

夫婦で向き合わなきゃいけないことは、夫婦で話し合いをしてもらう。
設計士は、夫婦で話し合ってもらうことを促す。
そうすることで、家は、夫婦で作り上げるものという感覚が強くなるのです。

 

 

その4)ミスをしてもどうカンバックしてくれるのかを見る

設計士として、一番恐れるのが、設計ミスや現場における施工ミスです。
このミスに対して、言い訳する設計士は論外ですが、ミスを受け止めてそれに対してどう取り組むか?を提案してくる設計士に対しては、どうこの事態をフォローしようとしているのかを見ることがとても重要です。

そうすることで、設計士は「この人のためにどうにかしよう」と情熱的になれるのです。

 

その5)クレーマーになるのが一番の損

設計や施工者仲間に話を聞くと、近年クレーマーが増え、しかもモンスター化しているケースが多いといいます。

クレーマーになる人には特徴があります。

はじめは、専門家に依存し「どうにか私たち家族の家づくりに協力してください」と懇願するようなエネルギーでスタートします。
設計士も、どうにかしてあげたいという思いで、正義感でもって関わろうとします。しかし、設計にはケアレスミスがつきもの。

施主の要望の一つを聞き逃していたとします。
「すみません。すぐに調整します」

そのように設計士が応えるも、
「先生、私たちの話を本当に聞いていたのですか?不安になってきました」
というモードに入り、そこから急に重箱の隅をつつくような態度になっていきます。

そうなると設計士は、萎縮していきます。

人は萎縮すればするほど、ケアレスミスをしやすくなります。
こうなればなるほど、エスカレートして施主がモンスタークレーマー化していくのです。

そうなると、どうなるでしょうか?
「とりあえず、この場はどうにかしのいで、家が完成したらおさらばだ」
という気持ちが設計士に芽生えます。

その思いで、できた家はどうなるでしょうか?

強烈なクレーマー化することで、一番損をするのは施主本人です。

その5の状態に陥らないために、1〜4を普段から意識して、ずれないよう
意図していきましょう。

 

 

 

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「あなたは家が好きですか?」・・・住む場所を好きになるコツとは?

あなたは家が好きですか?
 
このように聞くと、
「そんなこと考えたことがない」
「ん〜、家の欠点ばかりに意識が行く」
「????」
という答えが返ってくる場合と
 
「え?当たり前じゃない。家が嫌いな人なんているの?」
という答えが返ってくる場合があります。
 

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拙著「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」
にもこのことを書いていますが、各業界の一線で活躍
していて、プライベートも充実している人の場合の
多くは、後者の反応をします。
 
「好きな場所に住む」
「住む場所を好きになる」
 
僕はどちらでも同じ効果があると思っています。
 
初めから好きな場所に住んでいる人は何の問題も
ありませんが、そんなことを考えたことがない人や
今住んでいる場所が好きだない人の場合はどうすれば
いいのでしょうか?
 
僕がオススメしているのが
「家にも人格のようなものがあり、
その人格の中で好きになれる部分を見出していく」
という方法です。
 
例えば、
「帰って寝るだけ。職場に近いぐらいが唯一メリットかな」
という人の場合は、
「職場に近いので、通勤時間が削減できて本当助かるな〜」
と、イメージを書き換えます。
 
僕が開催する勉強会では、そういったことをやってもらいます。
そうすると面白いことに
「家のことをそう考えるだけで、居心地が変わった〜!」
という声をいただきます。
 
男女の恋愛にも似ていると思います。
長年付き合うと、お互いの良さを認識しづらくなります。
そういった場合は、改めて相手のいい場所などを意識して
見出していくことがとても重要です。
 
・・・・ちょっと書きながら「自分でできているかな〜」
とドキドキしていますが(笑)、
男女の恋愛でも、家に関しても同じです。
 
家を好きになる工夫をしていますか?
 

 

 

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家に「いってきます!」「ただいま!」を言ってみる

ひそかに、家に「いってきます!&ただいま!」運動を促し続けて7年。
 
なかなか広がりを見せませんが(涙)、実践している人からは
「家に親しみが湧くようになりました」
「居心地が良くなったように思います」
「熟睡できるようになりました」
「家が片付くようになりました」
と、ものすごい効果が出ていると個人的には思っています。
 
このメッセージを見た方は、一度騙されたと思ってやってみませんか?
そして、やってみた実感を是非シェアしてください。
 
世界にこの運動が広がりますように!!
 

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 【たまに忘れるが(笑)、言い続けている八納の自邸】

 

 

 

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暑苦しい夜を快適に熟睡できる方法

お盆ですね。東日本や北日本は涼しい日が続いていますが
西日本は猛暑ですね。。
 
西日本の方は特に寝苦しい日々を過ごしている
ことと思います。
 
先日、住環境をどう使いこなすと幸せで快適か?
をテーマにしたセミナーの講師に呼ばれて話をしました。
 
「夜寝苦しくて大変です。
こまめにエアコンをつけては消してを
繰り返しているので、眠りも浅く、
寝不足で大変です。
どうしたらいいでしょうか?」
 
と、参加者の方から相談を受けました。
こう思っている人は、結構いるんじゃないでしょうか?
 
「エアコンはこまめに切る方が光熱費は
高くつくんですよ。車の市街地と高速道路の
運転の燃費の違いと一緒ですよ」
 
とお伝えすると、一同に皆さんびっくりされます。
 
私たちの業界で、高断熱高気密住宅を勉強している
人間にとっては、とっても当たり前のことなのですが、
一般的にはほとんど広がっていないのが現状です。
 

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【高断熱高機密の家ならこのような大きな空間も
 小さなエアコンで光熱費を最小限に抑えることが可能です】

 
「でも、エアコンの冷気が嫌いなんです」
という人も多いでしょう。
 
その理由は、湿度が高いまま冷房をかけると
体にまとわりつくように、冷気がかかってくる
からです。
 
じゃ、どうすればいいのか?
 
おすすめは、寝る時に窓を閉めて、
まずは外の湿気を入れないようにします。
 
そして、除湿機を使って、湿度を60%以下に
した状態で、軽く冷房をかけます。
 
そうすると、さらっとした涼しさに変わります。
 
室内温度は、26〜28度ぐらいが、
個人的には、眠りやすい感じがします。
 
そよ風が欲しい人は、扇風機を
直接体に風をあてないようにして
部屋の空気を動かすといいでしょう。
 
そのような話をした数日後
 
「朝まで冷房をかけて寝たら久しぶりに
ぐっすり眠れました。朝まで冷房かけるなんて、
贅沢だと思っていたけど、そうじゃないと
いうことが分かったので、罪悪感も払拭
できました!」
 
とメッセージをもらいました。
 
最近は、家の中で熱中症になって亡くなる
年配の方も多くいますので、絶対に無理を
しないようにしてください。
 
ちょうどお盆で帰省しているこの時期、
実家でのエアコンの使い方も含めて
この話をご家族にしてみてくださいね。
 
 

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財布から出て行く総額は?を口癖にしてください

 
そうするとびっくりするくらいたくさんの方がシェアしてくださって、たくさんの方に情報が届いたようで嬉しく思います。ありがとうございました。
 
そのコラムでも最後に書いたのですが、これは家づくりの話だけでなく、どんなものを購入する時もそうですが「最終的に財布から出て行くお金の総額はいくらになるのですか?」を初めから相手に伝えるのが大切です。
 

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高額商品になればなるほど、見た目を低くみせて、購入する動機がほぼ固まって、契約段階ぐらいに入ってから、オプションとしてびっくりするくらい金額が付加されて高くなるというケースが多いです。
 
話が変わりますが、例えば、最近はフリー戦略と言って、無料で情報を提供し、その次に数千円で手にはいる商品を販売し、さらに興味がある人には、高額だけれども希少価値の高い情報を提供するというマーケティング手法がインターネットでよく見られます。
 
これは、インターネットが普及したことで、初期投資を格段に下げることが出来るようになったので、広告宣伝費をほとんどかけずに無料に近い状態で提供できるようになったからできる手法です。
 
では、住宅に関してはどうでしょうか?
 
例えば、
「初期プラン無料で提供します」
というのは、最近のフリー戦略なのでしょうか?
 
残念ながら、多くの場合はそうではありません。
プランを提供するためには、敷地や方位、家族構成を見ながら、人の手でプランを数日かけて作り上げ、それを提案書にまとめて、それを提供しています。
 
これは、最近のフリー戦略とは全く違います。
 
では、実際どうなっているのでしょうか?
例えば、プランを作る人の直接人件費が1日2万円だとします。
実日数で制作に3日かかったとしたら6万円、会社としては経費を含めると総額10〜15万円くらいは必要になるでしょう。
 
このプラン、もし契約に至らなかったどこから捻出するのでしょうか?
当然ですが、成約したお客様の費用に上乗せされるのです。
 
10家族中、2家族成約する会社なら、8家族分の80〜120万円を、この2家族が実際負担していることになるのです。
 
例えば、このようなお金の背景に関して、日本人はお金の勉強をほとんどしていないので残念ながら分かっていません。
 
他の先進国の人が
「無料でプランを提供する」
という話を聞くと、即座に上記の流れを頭に思い描いて遠慮します。
 
実際、海外では建築だけでなく、デザイン全般の初期提案は基本有料です。
※コンペなどはその限りではありません。
 
AIが進んで、敷地条件、家族条件だけ入れると自動に家が建ち上がるような時代も、もしかしたら数年内に来るかも知れませんが、住宅業界は、まだまだその域に達していません。
 
このように、住宅業界のお金の流れを把握するのを難しく感じるかも知れませんが、
「無料の後ろには、経費にオンされる可能性が大」
「最終的に財布から出て行く総額は?」
を常に意識をしてみてください。
 
このコラムも良かったらセットでシェアしてもらえると嬉しいです。
 
 

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びっくりするくらい家の予算を安い方に勘違いしている人がいます。しかもそういう人が多いこと・・・・

私はとあるサイトで、事務所紹介をさせていただいていますが、そこから来る資料請求や問い合わせを見ると、家にかかる予算をびっくりするくらい低く見ている人が多いです。

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これは、そのサイトの特性かもしれませんが、
 ▼東京の狭小敷地で土地代込みで2500万円で建てたい
 ▼1000万円で30坪のガレージハウスを建てたい
 ▼2000万円で土地代込みで中庭のある家を建てたい
など、私の目から見たら
 
「軽く+1000万円はかかるよ!」
といったものが多いのです。ちょっと吠えたくなります(笑)
 
その理由の一つとして、土地代込みで2500万円で購入できる建売住宅のチラシなどを見ることがありますが、そう言ったチラシを見て、家の価格をイメージしているんだと思います。
 
例えば、
「この辺りの土地相場から言うと、土地代が1500万円だから、家は1000万円で建つのか・・・」といった憶測が、大きなズレを生んでいます。
 
例えば、上記の2500万円には、庭を作る費用、登記費用、火災保険料、その他もろもろの費用などが入っていません。だいたいその他の費用で+500万円ぐらいかかります。そうなると財布から出て行くお金の総額は3000万円。
 
しかも、そう言った建売住宅の家の多くは、省エネの現行基準で作っているので、暑くて寒い家。光熱費もバリバリにかかります。
 
もちろん、そう言ったことを知った上で家を購入しているのなら問題はありませんが、多くの場合が「そんなの知らなかった!」と後から後悔します。
 
本人たちからすると、念願のマイホーム。
しかし、住んでみると暑くて寒く、居心地もそんなによくない・・・・。
 
こういったズレが生じないためにも、家を購入する本人が、ある程度勉強しないと満足いく家が手に入らないのが日本の実情です。
 
20世紀後半、日本では家をスクラップ&ビルドの耐久消費財の一つとして取り扱ってきました。
 
家=不動産と思っている人も多いかも知れませんが、住宅ローンを払い終える頃に家の寿命が来るものは不動産ではありません。
 
不動産とは、今の緩やかな右肩下がりの経済の中では、子供や孫の代まで快適に使いこなせる建物とすることではじめて資産価値が付いてきます。
 
そのためには、最低限、長期優良住宅にも耐えうる仕様にすること、次世代省エネ基準の1.5倍ぐらいの省エネ性能が欲しいところです。
 
それと、予算オーバーしないためには
「私たちの財布から出て行く総額がいくらになりますか?別途、費用が発生しないように教えてください」
と、メーカーや工務店、設計者などに常に言うようにしましょう。
 
家を購入しようと思う人が周りにいれば、ぜひこの文章をシェアしてください。
 
 

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