理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

家の中の安心感を高める方法 その1

「安心」という言葉は、抽象的で家における安心感というものに関してもこの言葉のままだとわかりづらいものです。
 
しかし、家づくりにおいて「安心」という言葉はよく出てきます。
では、家において「安心」というものは、どういう要素で出来ているのでしょうか?
 
これらの要素を抑えることで、家自体が人に安心感をもたらす度合いも高くなると考えています。これから数回にわたって、「家の中の安心感を高める方法」と題してお送りします。
 
今回は、その1です。
 

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【安心感という側面で家を考えると、家の作り方の多様性が見えてきます】

 

その1.外界から身を守るという安心感

  屋内と屋外というように、家は外界から身を守ってくれるという側面があります。
  
 当然と言えば当然な項目なのですが、このことをよく考えると、防犯面や防音、視線など細かなところまで、気をくばる要素がたくさん出てきます。
  
 特に、視線に関しては、リビングの前の道路から家の中が丸見えのために、一日中カーテンをしているケースもありますが、安心面から考えると、配慮不十分の間取りと言えます。これは一例ですが、周辺の状況を見ながら、窓の位置やガラスの種類を選ぶことや、さらには、周辺にどんなものが建て替わる可能性があるか?を意識しながら間取りのレイアウトや窓の位置を設定することろまで気を配りたいところです。
  
 防犯面もきになるところです。最近はペアガラスを採用した窓が増えているので、窓ガラスを割って入られるケースも少しは軽減されていると思いますが、それでも地域によっては、格子をつけておかないと不安というケースもあります。
  
空き巣は「何秒でこの家の中に入ることができるか?」を、見ながら物色しています。
「あ、この家は少し時間がかかっても誰も見えないところに窓があるから入れるな・・」
といった判断をするようです。
  
ガラスを割ってクレセントを開けるだけでは、入れないように足ものにストッパーが入っていると、時間はさらにかかりますから、そう言った視点で、窓も計画したいものです。
  
寝るときに1階の窓のシャッターを閉めるという方もいますが、防犯対策に関しては、地域性や価値観が結構バラバラなので、家を手に入れる際には、設計者、施工社にしっかりと話をして、対応をしてもらいましょう。
  
防音に関しては、高断熱・高気密化を図る際に防音性能もかなり上げることができるようになってきています。
  
どれくらいの防音性能が欲しいか?は出来れば、モデルハウスや家の披露会の時に実際に体感させてもらいましょう。驚くくらい、外界の音の入り方が変わってきます。

 

 

 

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