理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

気がついたら8冊になっていました

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今回は、手前味噌で恐縮ですが、拙著について書きます。

「建築家として、家づくりの実践を繰り返すかな、家に関する住みこなし方や幸せの実感できる生活法、子供の才能がぐんぐん伸びるような情報を発信できないか?」

と思いながら、設計活動を行ってきました。

 

2004年に独立してから14年が経ちますが、約100棟近くの家の設計をさせていただきました。2010年に1冊目の「わが子を天才に育てる家」をPHPさんから出させていただきました。

 

「天才?自分には関係ない」というふうに言われる方もしましたが、天才というのは、昔から言われている「天賦の才」のことを言っています。誰もが一つは生まれ持った才能、それが天賦の才です。この天才性を伸ばしてあげることができるかは、住環境が大きく鍵を握っているという話をまとめた本です。この本は、2年おきぐらいに重版がかかったり、電子書籍でも1日に数冊売れていたりとロングで読んでいただいているようです。

 

2冊目の「住む人が幸せになる家のつくり方」はサンマーク出版さんから出させていただきました。編集者の方から私のブログを見て問い合わせをいただき、そこから一緒に企画を練り上げて、1年がかりで企画を通していただき、世の中に出た本です。

この本では、どういう人が家づくりで成功しているのか?を取りまとめました。

一言で言うと、

 ・家が大好き
 ・住まいを通じて実現したい夢を持っている
 ・家族や夫婦のコミュニケーションをとても大切にしている
などが挙げられます。

この本では、ミニワークもつけ、それに答えていくと、おのずと家づくりに成功する脳みそに書き換えられていくという仕組みを組み込みました。この本は台湾でも翻訳されました。現在、リアルの本は手に入りにくくなっていますが、電子書籍ではいつでもご覧になれます。

 

3冊目の「住んでいる部屋で運命は決まる!」は三笠書房さんから出させていただきました。この本は、多くの女性に部屋を活用してどんどんハッピーになっていってもらおう!という主旨でまとめた本です。本の帯には、ベストセラー作家の本田健さんが「幸せで運のいい人たちの秘密がわかる本です」と推薦文を書いてくれました。
すぐに活用できるノウハウもたくさん盛り込んだ本です。

 

4冊目の「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」はKADOKAWAさんから出させてもらいました。年商数百億の経営者宅、成功している開業医宅、ベストセラー作家の別荘の設計をさせてもらったことや一流どころの人には、家のインタビューをして、住まいに対する考え方を聞きながら、彼らに共通しているエッセンスを取りまとめた本です。この本のエッセンスを一言でいうと「一線で活躍している人は、常に身を置いている環境を意図的に選んで活用している」ということです。

人と会うならこの場所、アイデェアを考えるのならこのカフェ、この家は自分たち家族にとって先行投資になっているか?など、意図が明確なのです。

この本は、台湾、韓国、中国にも翻訳されました。

4冊目のこの本が3カ国で翻訳されたので、気がついたら、本が8冊になっていました。個人的には4冊しか出した気分じゃないですが、日本を超えて東南アジアの人たちにも本のエッセンスが届くことはとても嬉しいことです。

今回の話は、自慢話っぽくなっていまいましたが(笑)、より多くの人に触れて欲しいという思いで、書きました。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

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家自体が稼いでくれる方法

日本の住まいは、不動産ではなく負債と呼ばれています。
なぜなら、多くの場合が住宅ローンを組み、それを労働収入で支払っているからです。
 
家賃を払うぐらいだったら住宅ローンの方がマシ」
これが、日本で家を手に入れる一番多い動機です。
 
しかし、結果大きな「負債」を背負ってしまっている事実に気付けません。
 
「じゃ、住宅ローンを借りずに家を建てろというのか!」
という声が聞こえてきます。
 
そういうふうに言う人も世の中にいます。
 
しかし、低金利でお金を借りてそれ以上で運用できれば、一概に負債になるとは言えません。ちなみに2017年の時点では、まさに低金利です。
 
例えば、3000万円を30年、金利1.7%で借りると、
月々返済:約10万6千円
元金:約6万4千円
利息:約4万2千円
総返済額が約3831万円、利息の総額が831万円になります。
 
できれば、この10万6千円を家自体が稼いでくれて、毎月ペイできれば
一番いいですが、利息分ぐらいは、家自体が稼いでくれれば、うれしいところです。
 
「家自体が稼いでくれる」とはどうできるのでしょうか?
 

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【八納の自邸。1階を貸し出し安定的に収益を上げる仕組みを組み込んでいる】

 

方法は幾つか考えられます。
 
 ・リビングをサロン代わりにして、お客様を招いて会場代を捻出する
 ・個人事業の人は、自宅の一角をオフィスとして賃料を払う
 ・家の一角を、民泊などで貸し出し宿泊代をもらう
 ・余っている部屋をシェアハウスなどで貸し、賃料をもらう
 ・駐車スペースが取れるようだったらパーキングにする
 
などなど。マンション住まいの方は、上記の方法で活用できる部分は制限させるかも知れませんが、それでも幾つかを活用することが出来るでしょう。
 
一戸建ての方で、居住エリアにもよりますが、最近オススメなのが民泊です。

民泊というのは、部屋の一室などを旅行者に泊まってもらい、宿泊料をもらうものです。インバウンド(海外の人に日本に来てもらい、お金を落としてもらう流れのこと)が増え、海外からの観光客が2016年に2000万人を超えました。政府は2020年に4000万人に増やそうとしていますので、さらなる観光客を見込むことが出来るでしょう。
 
しかし、最近の民泊ブームで、違法に民泊をやっているケースが増え、取り締まりも厳しくなっています。
 
それでも、まだまだ増えています。
例えば、一泊あたり2000円/人・日ほど宿泊料がいただけます。
そうなると、二人が月平均10日泊まれば4万円になります。
地域にもよりますが、使わない部屋などがあれば、そこを貸し出すだけで収益になるために、注目を受けるのも必然でしょう。
 
しかし、違法で民泊をすることはやめましょう。
現在、合法的に行う方法が幾つかあります。
 
それはまた別の機会にお伝えします。
 
 

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二世帯住宅をつくる時に、夫婦の会話で押さえておきたいポイント

各家族に一つの家を作ることが20世紀の後半日本で掲げられていた目標でした。
21世紀に入り、親の実家を建て替える二世帯住宅がどんどんと増えてきました。
 
土地を新たに購入する必要もなく、さらに親子で一緒にローンが借りれるなど、自分たちの世代だけでは経済的に難しい場合でも、マイホームを手に入れることができるなどメリットも盛りだくさんです。
 
しかし、
「親が寝る時間に、子供が上階で騒いで寝られない」
「一緒に住み始めた途端、両親と自分たち夫婦の仲が悪くなった」
「両親からの無言のプレッャーで一つもくつろげない状況になった」
「一度喧嘩してから、ほとんど口をきかなく険悪なまま数年経った」
など、デメリットもたくさん分かってきました。
 

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【二世帯住宅をつくる時には、いろいろなことを考えます】

 
これまでは、お互いメリットばかりに意識がいって作ってきた二世帯住宅ですが、これからの時代は、上記のようなネガティブな視点にも意識しながら、家づくりに臨むことが重要です。
 
特に、意識をしたいのが、夫婦での意識、価値観、思いのすり合わせ作業です。
なぜなら、これまでの家づくりに携わってきて一番実感したのが夫婦の間の遠慮から全てのことが起こっているという事実だったからです。
 
「キッチンのリフォームをやるのは専業主婦である私のわがままでは?」
「そのうち親の面倒を看ないといけない立場だけど、仕事は辞めたくない」
「夫は、多分私に介護を押し付けてきそう。専業主婦の立場だから仕方ないか・・」
「自分の親の面倒を見るだけでも苦痛なのに、パートナーの両親と同居はストレスがたまる。・・・でも土地代から家を建てるのは無理だから仕方ないか」
 
内心、いろいろな思いが渦巻く中、お互いには「それを口に出したらおしまいだろう」という思いで牽制しあって、結局話し合わないまま、家づくりに臨みます。
 
その結果が、初めに言ったようなデメリットにつながるのです。
 
家づくりというのは、夫婦の価値観をすり合わせていく、またはお互いの価値観を尊重し合う絶好の機会ですが、多くの人がそんなことを考えてまで家づくりをしていくとは考えていません。ましてや、そんな面倒くさいことまでやって、家は欲しくないという方も多いです。
 
しかし、家は建ててから数十年暮らしていく場所なので、やはり初めが肝心です。
 
「でも、夫婦でそんな話し合いは不可能」
「絶対に喧嘩になるし、そんなネガティブな話し合いはしたくない」
 
と思う人も多いでしょう。
出来ることなら、二人でそれを乗り越えていってほしいものです。
 
でも、難しい場合は私たちのような設計士に間に入ってもらい、うまくファシリテートしてもらうことです。
 
そういう意味でも、私たち設計士は、男女の心理などを学ぶことがとっても重要です。設計はあくまでもツールで、家づくりを通じて、そのご家族の生きかたを後押しするような環境づくりが本質的な私たちの仕事です。
 
余談ですが、私はどういったことを通じて男女の心理を学んでいるかというと、妻です。妻が心理カウンセラーということもありますが、二人の間で、妥協せず、話し合い時には、それぞれが何を感じているのかを分かち合うことをやっています。私にとってはものすごいハードトレーニングな感じもありますが(笑)、これが一番気づきになります。
 
 

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家で一人きりになれる場所は必要か?〜アスペルガー的気質と家の関係〜

家で一人きりになれる場所は必要か?
 
子供部屋に関しては、子供部屋で一人で勉強させる弊害の話を拙著「わが子を天才に育てる家」でも伝えています。
 
 

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基本的に子供は一人きりで物事をするのが嫌いな子が多いです。そういう場合は、ダインングなどを使った勉強が有効ですが、中には一人きりになりになって集中する時間が欲しい子もいます・・・

 
「じゃ、子供部屋は要らないんですか?」という質問をよくいただきます。
 
一人きりで勉強するようになると
 「静かなところでないと集中できない癖がつきやすい」
 「勉強=一人きりでするもの となり、人との共同作業が苦手になる」
ということが起こりやすくなります。
 
では、一人きりになれる空間は必要なのでしょうか?
今回は、子供部屋だけでなく大人も含めて全体の話をします。
 
近年注目を受けだしている、アスペルガー(現在では自閉症スペクトラムの一つと言われています)をご存知でしょうか?
 
エジソン、アインシュタイン、スティーブジョブス、古くはレオナルド・ダヴィンチなどが、このアスペルガーだったと言われていますが、彼らは、一人きりでこもれる場所、その人にとっての「聖域」があり、そこで多くの創造的なものを生み出してきました。
 
▼人と付き合うのが苦手
▼世間話が出来ない
▼自分の世界観を持っている
▼得意なことは、人より抜きん出てできる
▼視野が狭い
▼一つのことを深掘りする傾向がある
▼空気を読むことが出来ない
▼発言が相手にどのように響くかを考えられない
 
など、近年だとスティーブジョブスの行動や発言を振り返るとまさに上記のようです。
 
現在、分かってきているのは、アスペルガー的気質でグレーゾーンの人も含めると日本では40〜50人に1人ぐらいいるということです。
 
ですが、個人的な感覚でいうと、私自身もその傾向がありますし、もっといるように感じます。
 
彼らにとっては、自分自身の領域や一人きりになれる環境は、彼らの才能をさらに開花させる可能性があるのです。
 
私の考えですが、どういう人にとっても、完全に一人きりで生きることは出来ません。どんな人にとっても、必要最低限の社会と接触できるための、スキルを身につける必要があるでしょう。
 
その基本的部分は、子供の頃の生活で培われます。リビングでの過ごし方、ダイニングでの食事の時間などを通じて、社会的素地を身につけていきます。
 
大人になってから、「生きづらい」と感じる人の中には、グレーゾーンの人も多く、その場合は、大人になってから社会的に繋がっていくためのスキルを身につける必要も出てきます。
 
話を元に戻します。
 
家の中で一人きりになれる場所が必要か?
私は、必要だと考えています。
 
▼一人きりになることで、内省する時間を持つ
▼心を落ち着かせる時間になる
▼一人きりで入ることに対しての寂しい感覚を養う
 ※家族と一緒にいる時間を味わい楽しめるようになる
▼アスペルガー的気質の人は、自分の才能を開花させるきっかけになる
 
などが、その理由です。
 
できる限り家の中でそういった場所を確保するか、できない場合は、近隣のカフェなど周りを気にしなくてもいい環境を持つことは重要です。また出張などが多い人は、新幹線や飛行機の中がその時間になるでしょう。
 
余談ですが、私は新幹線で出張することが多いのです。これまでの著書のうち、1冊はほぼ新幹線で書き上げたこともあります。この原稿もまさに新幹線で書いています。
 
家族仲の良さ=一緒に楽しむ
 
というのが、一般的に受け入れられている考えですが、
 
家族仲の良さ=それぞれの資質、才能を尊重しあえる関係
 
だと、私は考えています。
 
そういった意味でも、家づくりは千差万別。
 
それぞれの家族でシックリくる答えは、それぞれの家族との話し合いの中からしか見えてきません。
 
・・・だから家づくりは面白い。
 
 
 

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風水&家相はマインドコントロールか?

「業界の9割の人が、見向きもしない風水・家相に対して、一般の人は業界ではほとんどの専門家が風水や家相を知っている思っている」という誤解を生じていることはご存知ですか?

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【鑑定実績1万件を持つ鑑定士と組んで設計した日本人のための家】

 
「風水は迷信」
「そんなものを考えたら、いい家にならない」
「マインドコントロール」
「鑑定士のやりたい放題」
 
と、風水・家相関係の記事やQ&Aなどがあると、専門家から風当たりの強い返答がよく飛び交っているのを見ます。
 
それくらい、専門家と一般の人の間で温度差のある風水&家相。
 
確かに専門家の言いたい部分も分かります。
かつて、私もそうでした。
 
ここからは、私の経験談になります。
 
2002年の頃です。設計活動を行っている中、実際に設計し、住んでいただいた家でどうしても気になることが続いたことがあり、その時に「風水・家相」を徹底的に調べました。
 
そこで分かったのは、
 
 ・流派がたくさんあり、流派によって言っていることが違う
 ・風水と家相も全く違う体系で、双方でいがみ合っている
 ・実際の設計を知らず、風水&家相の知識だけでプランアドバイスを
  する専門家がいて、トラブルになっている
 ・風水や家相に依存させて、お金を巻き上げる鑑定士が実際にいる
 ・実務に携わっているほとんどの人は、風水・家相の知識がほとんど無い
 
ということでした。
 
これでは確かに、信憑性も低く、信用に値するものではありません。
世間的に、不評なのも良くわかります。
 
しかし、私はそこで終わりにしたくありませんでした。
 
次に私が行ったのは、実際の鑑定をしている人にインタビューして回って、「自分自身の実感」として落とし込むことでした。
 
結果、分かったのは、
 
 ・ほとんど、実際の設計を知らず、知識だけでアドバイスする人がいたこと
 ・自分の研究のための題材として興味を持っている鑑定士がいたこと
 ・自分の意見を聞かないと、いい家のならないとマインドコントロールしようとする人がいること
 ・たくさんの実績から、経験に基づき、設計士と組んでプランニングをする鑑定士がいること
 ・それぞれの流派で確かに言っていることが違うが、大枠で大体同じことを言っている内容と、まるっきり特殊な考え方の両方が入り混じっていること
 
でした。
 
私は、この中でたくさんの実績と経験のある「鑑定士」に興味を持ちました。
 
そこで私は、その鑑定士にお願いして色々と教えてもらおうとしたのです。
しかし、なかなか教えてもらえることができず、彼の勉強会の事務局をやりながら、基礎になる、「九星気学」というものを学びました。
 
九星気学は、家相の基礎になる学問の一つです。
 
1年くらい九星気学を学んだ頃、
「八納さん、一緒に家づくりに取り組みますか」
と声をかけていただき、初めて家相をベースにした家づくりに臨みました。
 
その時に完成した家で開催した完成披露会では、見学者の平均滞在時間が1時間以上。「なぜだか知らないけど、この家気持ちがいいね」とたくさんの方に言っていただきました。
 
その時の私の感想は、正直「悔しい!!」でした。
 
同じようにデザインしていても、ここまで「気持ちがいい!」と言われたことがなく、負けたような気分になったのを覚えています。
 
ちょうどその頃、70歳のご夫婦の家の建て替えの相談をもらっていました。
その当時住んでいる家の間取りと、ご夫婦の生年月日を鑑定士に渡して、間取り分析をしてもらい、その内容をまとめた資料を、ご夫婦にお渡ししました。
 
その資料を見て、お二人の顔色がみるみる変わるのがわかりました。
 
「ん〜、びっくりするくらいこの通りだ。なぜこんなことがわかるんだろう?」
「そうよね。お父さんと私がそれぞれ悩んでいる病気がズバリ書かれているのはびっくりよね」
 
この時の衝撃は今でも忘れませんが、その後も同じようなことが度々起こり、「風水や家相をおざなりにして設計をしない」と強く決めました。
 
これはあくまでも私の経験談です。
他の人からどう見えるかはわかりませんが、私は出来る限り風水的&家相的に形を整えてプランニングするようになりました。
 
「住む人が幸せになる家づくり」
 
これが、私の掲げている中心のテーマです。
HPなどでも、そのことを中心に「家づくりで風水や家相に興味がある人は問い合わせください」と伝えています。なぜなら、風水や家相はそのためのツールの一つだからです。
 
大分、話がそれました。
 
風水や家相はマインドコントロールか?
これは、依存させる鑑定士と依存したい相談者の間で起こることです。
 
相手のことに親身になる鑑定士も世の中にはいますし、設計士の中でも出来る限り風水や家相を勉強をして、自分のスキルを高めたいと思っている人もいます。そういった人との間には、マインドコントロールの入る余地はないでしょう。
 
これが私の見解です。
 

 

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意識するとびっくりするくらい家はあなたの人生に影響を与えています

今住んでいる「すまい」。
 
普段から、その「すまい」に関して、
どれくらい「そこで暮らしていること」
に意識しているでしょうか?
 
人によっては、「すまい」
 
=「帰って寝るだけ」
=「利便性の良い場所で生活したい」
=「わが子の教育環境のため」
=「どて~っとしたい場所」
=「プライベートな人とのつながりを築く場所」
 
など、その他にもたくさんあることでしょう。
 

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【八納の自邸。家族が集まって、それぞれ好きなことを
 楽しむ場としてリビングを作った】

 
ここで、ぜひやってもらいたいのが、
あたなたにとっての「すまい」=〇〇を書き出し、
そしてそれを家族と見せ合いっこすることです。
 
多分、住まいに対する意識は、住んでいる人すべてで
バラバラでしょう。
 
そこが興味深いところで、そこに
「住まい」=家族共通の夢
を、話し合いながら導き出してみましょう。
 
私のHPのWORKS&PROJECTの作品集の
家のタイトルは、全て「そのご家族の共通の夢」
になっています。
 
それも一つの参考にしてみてください。
 
さて、本題。
 
私は、住まいに対する意識が、人生やライフスタイルの
奥深くに関わっていると実感しています。
 
仮住まいだと思っている人は、
居心地がいまいちでしょうし、
 
帰って寝るだけという人は、
それだけの場所にしかなりません。
 
人は周辺環境に左右される生き物です。
 
「どれくらいの時間、どういった環境に身を置いているか?」
 
これをどれだけ、自主的に意識して選択しているかが、
その人の人生の自己重要感につながっています。
 
住まいがあたなたの人生にもたらしているもの
=あなたが住まいに対して意識しているもの
 
です。
 
家に対する意識が変わると、住み心地や
人生でいろいろな変化を感じ取ることが出来るようになります。
 
変化があったらぜひシェアしてください。
 
 

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快適な空間を作ろうとしても難しい本当の理由

快適な空間。
 
とても抽象度の高い言葉ですが、
快適というのは一体どういうものなのでしょうか?
 
快は、インターネットで調べると
「心がはればれして気持がよい」
「こころよい」
「おもしろい」
という意味です。
 
適は、
「それがてきしている」
「かなっている」
という意味ですから、
総合すると
「こころがよろこんでいる状態になっている」
ことを言っています。
 
では、人にとって「こころが喜んでいる状態」とは
どういう状態なのでしょうか?
 

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【疲れをほわ~っと癒してくれるお風呂もいいですよね】

 
先日、20歳前の女性が次のように言っていました。
 
「私はフリースクールで育ったからか、
今の同世代の人を見るとみんな心をどこかに
忘れてきたロボットに見える・・・」
 
彼女から、同世代の子の心が
どうしてそんなにも凍ってしまったのか?
どうすれば、こころが喜ぶ生き方を
思い出してもらえるか?
というメッセージを感じることが出来ました。
 
子供のころは、水たまりがあれば、
わざわざそこに足を入れていたし、
雨の降った公園では、どろんこ遊びをする、
そんな時間を過ごしていたひと
たくさんいるでしょう。
 
しかし、いつの間にか、自由に表現していた心は、
「あれをやってはだめ」
「こんなことをしたらはずかしい」
という周りからの視線や言葉で
心を自由に表現することを
やめてしまいます。
 
そうして、将来に対して不安を抱えながら
多くの人が大人になっていく。
 
結局、快は「こころの自由表現の先」でしか
手に入らないのに、その自由を自ら
奪ってしまった大人が、快をもとめても、
こころの自由表現を忘れてしまったがために、
「快」を得ることは出来ません。
 
そして、即効性の高く刹那的な「快楽」に
はまってしまう。
 
しかし、「快楽」には永続性はありません。
快適と快楽は似て非なるものです。
 
では、快適な空間というものは何なのでしょうか?
 
私には、そこに住まう人の「自由に感じる心」を
取り戻すきっかけが必要だと思っています。
 
そして大きくは2つ。
 
拙著でも言っているように、
心が喜ぶような「夢」をライフスタイルに
盛り込み実現させていくこと。
 
もう一つは、物質的&精神的に「気持ちのいい場所」
というふうに感じる要素を組み込むことです。
 
「夢」
これを思い描くのは、多くの現代人には難しい。
しかし、夢を思い描くことが出来れば、
劇的にライフスタイルも変化します。
 
どんなライフスタイルを実現させたら、
ワクワクするか?ニヤニヤしてしまうか?
それを考える習慣を身につけたり、
家族で話し合うのが大切。
 
私の場合は、家づくりの中核に
この「夢」を形にする作業を組み込みます。
 
「大好きな本に囲まれながら暮らす」
「土の香りを感じながら土いじりをする暮らし」
「人を招いて、いつも楽しい会話をしたい」
 
これらも立派な夢です。
 
自分や家族だけで、夢の抽出が難しいようだったら
世の中には、そういったことを導き出すお手伝いをしている
コーチやカウンセラーなどもいるので、協力してもらう
のもありです。
 
もう一つの、物質的&精神的に「気持ちいい」と感じる工夫。
これは、屋外環境と屋内環境の差異で実感が出来ます。
 
外気温が0℃の日や35℃の猛暑日に家に帰った瞬間に
「ああ、気持ちいい!やっぱり家は快適だ」
という気持ちに対する大きなインパクトが
あるかがどうかがポイントです。
 
こういった意味でも高断熱高気密の家は、理にかなっています。
 
また、気持ちよく日差しが入ることや、
風通しがいいことも、心地良い気持ちに
させてくれる大切な要素です。
 
これらの様に、夢と物心それぞれが満たされて
いくとそれが総合的に快適な空間になる。
 
私はそう考えています。
 
 
 
 

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Q&A 現在工事中ですが、どんどん工務店と険悪なムードになってきました

(ご質問)
現在、家の工事中で先日上棟しました。
設計のころは、雰囲気も和やかに進んでいたのですが、工事に入ってから工程の事や聞いていなかったことなどがいろいろと出てきて、不信感が募ってきました。このままだと、だんだん険悪なムードになってしまいそうで、心配です。僕たち夫婦もそのことで喧嘩が増えています。
どうすればいいでしょうか?

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(八納の回答)
今後のことを考える不安ですよね。
ですが、このことを質問していること自体がとても大切です。
半分解決したようなものです。
 
というのも、
多くの場合は、もやもやしたままの気分をどことなく我慢して険悪になることを止めることが出来ず、最後には、
「こんなはずじゃなかったのに!」
ということになってしまうからです。
 
私自身もたくさん経験してきたので、その気持ちやどうしてそうなったのかも良く分かります。
 
意識したいことが3つあります。
 
1つめは、工務店に期待していたことが何なのか?
そして、期待が失望に変わった部分を明確にすること。
2つめは、夫婦の間で、家づくりの内容をどこまで合意してきたかということ。
3つめは、工務店に自分たちが感じている不満をフラットに伝えること。
です。
 
1つめは、受注活動中に営業マンが、期待させるようなことをいろいろ言って契約に至った場合におこりがちです。
 
例えば、工事中も細かいサポートをしてくれるようなイメージで話を聞いていたのに、気がついたら現場で、何の確認もなく思いと違う製品がついていたりします。
 
こういう経験が増えると、
「ん?言っていることとやっていることが違うのでは?」
と思うものです。
 
期待をさせ、その期待以上に応える仕事をするというスタイルもありますが、この方法は、なかなか上手くいきません。
 
なぜなら、期待に応えれないことが出てくると、それは一瞬にして失望に変わるからです。
 
個人的には、設計者や工務店が、建て主の「夢」を叶えるためにそこに誠心誠意を込めてプロジェクトを進めることは重要だと思いますが、設計者や工務店に、建て主を依存させる(期待させる)方法で、家づくりをしても、うまくいかないと思っています。
 
1つ目に意識することとして、工務店に何を期待していて、何を裏切られたと感じているのかを、紙に書き出してみましょう。
 
2つ目について、1つ目のことを夫婦で情報を共有しましょう。
「やっぱり、私はこの工務店は嫌だと思っていたの!」
とパートナーから不満が噴出する場合もあります。
 
そうなることが余計嫌だと思って、夫婦の間でも触れないようにしてどうにか最後まですすめようとしても、必ずどこかで夫婦の間でトラブルが生じます。住み始めてから、パートナーがぶつぶついうケースもあります。
 
それは避けたいところです。
 
2つ目は、夫婦で言い争いをするのではなく、それぞれがどう不満や不安に思っているかを棚卸して、夫婦で共有することが重要です。
 
「君だけに不安な思いを担がせていて申し訳なかった」
と一方が、言えるようになれば、しめたものです。
 
夫婦の間の不満や不安な気持ちが、落ち着けば落ち着くほどいい流れに転換していく可能性が高くなります。
 
夫婦として、気持ちが落ち着き、1に関して整理が出来れば次に3つ目を行います。
 
3つ目は、自分たちは被害者という意識でいうと、相手は抵抗をはじめます。
 
ポイントは、
「自分たちも認識が違っていた可能性があるけど、今の間にしっかりとした共通認識をもちたい」
というスタンスで、伝えます。
 
「私たちは、仕上げや仕様など一つ一つ確認をとってから決定していただけると思っていたけど、知らない間についている部分があります。私たちとしては、それは話が違うと思っていますので、今後は確実に一つ一つ確認を取ってください。私たちの確認がないまま、現地でものがついていたら、それはやり直してもらう可能性が高いので気をつけてください」
 
一つの例ですが、このように対処してみましょう。
 
その結果、工務店の対応が改善されればいいでしょうし、改善されない場合は、担当者だけでなく、責任者にも伝えるようにするなどしてみましょう。
 
 
 

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書斎を作りたい!の前に考えておきたいこと

「書斎が欲しいです」
家づくりのヒヤリングをしている時に、3~4割の男性が
そのように言います。
 
書斎・・・・
 
自宅の中に、自分一人だけでこもって、本を読んだり
創作活動したり、勉強したり、と誰にも何も言われなく
打ち込める部屋。
 
実際、世の中ではそのような思いで、「書斎」を作る
人もいます。
 
そういった人たちに、個人的にヒヤリングすると
ほとんどの場合、「使っていない」「いつの間にか
納戸になっている」と、書斎として使っている人は
ほとんどいません。
 
私は、設計時のヒヤリング時にそのことを伝えます。
 
「やっぱり、そういうもんですか・・・」
と、あきらめる人もいれば、
 
「それでもぼくは、今取り組んでいる資格試験の
ために、その場所が必要なんです」
と、言ってあきらめない人もいます。
 
実際に、固い決意で書斎を作った人は、その後
「試験に合格できました!」
と報告が入ります。
 
結局は、
「何のために書斎を作りたいか?」
が、明確な人ほど書斎を作っても、そこを
しっかりと活用しています。
 
私は書斎が欲しいという建て主に対して、
「書斎もいいですが、奥様が一人で時間を過ごせる
家事室を先に作りませんか?」
と伝えいます。
 

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【キッチンの隣に、大好きな裁縫が出来る場所として作った家事室】

 

 
「家事室」は、キッチン近くに設ける、アイロンがけや
洗濯ものをたたむところ、といったふうに家事を集中して
出来る場所のことを言います。
 
私は、この「家事室」をもっと付加価値をつけて伝えています。
 
それは、
「女性が一人で時間を過ごしてストレスを解消できる聖域」
というものです。
 
特に子育てをしている女性は、一人っきりになる時間が
なかなかありません。
 
子供が生まれて10数年、熟睡できた日は一日も
ありません、という女性もいます。
 
そういった女性の気持ちを少しでも和らげる場所が
家事室なのです。
 
男性諸君も「ただいま~」と言って、家に帰った瞬間に
感じる、家の空気感でびくびくすることはありませんか?(笑)
 
その空気感をコントロールしているのは、まさしく家で
子育てや家事を中心にこなしている女性です。
 
もちろん、場合によっては男女が逆転している場合もあります。
 
どちらにしても、家の空気感は、家で家事をしている人が
コントロールしている場合が多いのはうなづけるでしょう。
 
意外とこの空気感から逃れたいがために「書斎」を作ろうと
する男性も多いです。結果、そのことを察知されて玉砕。
書斎を作る意味がありません。
 
そういった意味でも、書斎を作る前に、奥様の気持ちが
落ち着いて、安定しやすい環境づくりを優先すべきです。
 
もし、自身が書斎が欲しい、と思った時に、
 
避難場所として造ろうとしていないか?
 
自分の居場所よりも女性の気持ちを優先出来ているか?
 
この2点を胸に手を当てて、感じてもらいたいと思います。
 
 
 

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Q&A 風水を勉強したいのですが、何から勉強をすればいいですか?

(ご質問)
最近、風水に興味があります。いろいろな本を立ち読みしてみるのですが、どの本を読むと風水のことが勉強できるでしょうか?

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(八納の答え)
世の中には、風水と呼ばれるものと、家相と呼ばれるものがあります。
この二つは明確に違っています。
 
一般的に風水は、正式名称でいうと「中国伝統風水」といいます。
中国伝統風水は、現在でも中国や香港を中心に広がっている風水のことで、
それが現在日本に入ってきています。
 
これ以外にも台湾風水や韓国風水など、それぞれの地域で形成されたものが
あります。
 
家相は、5世紀ごろに仏教伝来とともに入ってきた気学などがベースになって
日本風土で培われて発展してきたものです。家相の場合は、家の相を見るものが
主体なので、家の周辺地域などを分析するには、風水を組み合わせ見る流派も
あります。
 
風水がいいか、家相がいいかということではなく、
これらの情報を一緒に学ぶと混乱してしまうということが起きてしまいます。
 
ですので、風水を学びたいのでしたら、中国伝統風水をベースにした本や勉強会、
家相を学びたいのでしたら、家相をベースにした本や勉強会で体系立てて
身につけるのがいいでしょう。
 
あと、
「風水と家相のどちらを勉強したほうがいいですか?」
という質問もいただきます。
 
私はどちらでもいいと思っていますが、学ぶのでしたらしっかりと学ぶ気持ちで
望むといいでしょう。
 
気を付けていただきたいのは
「風水の方がただしい」
「いやいや家相の方がただしい」
という論争に巻き込まれないことです。
 
私は両方とも学びましたが、体系が違い、また深さに関してもそれぞれ
趣があるものなので、それぞれを非難し合っても仕方ないと思います。
 
私は設計者なので
「風水または家相を活用することがそのご家族にとって大切かどうか」
が重要だと考えています。
 
 
 

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