多くの場合が、わが子の才能を押さえつける環境になっています
【子どもにとっての家は、大人になるために必要な経験を積む場所】
子どもの才能を伸ばすことと住環境にはどれくらい関係性があるでしょうか?
私がこれまで携わってきた家造りや完成後お住まいになっておられるご家族を見てみると9割以上が住環境の影響を受けていると実感しています。
最近、TVなどでも言われるようになった話で
「勉強はリビングやダイニングでさせなさい」
というものがあります。
10年まえから、子どもの住環境のあり方について提唱してきていましたので、ようやく、子どもの住環境に関しての関心が高まってきたことはとても嬉しく思います。
ただし、まだまだ情報が混乱していてその真意が伝わっていないようにも思います。
まず、知っていただきたいのは「子どもにとって家は大人になって社会に出るための基盤造り」という視点です。
▲部屋が散らかっていたら親が掃除する
▲ダイニングテーブルについたら自動的に食事が出てくる
▲お小遣いをもらったらあるだけ使ってしまう
▲服をそのあたりに脱いでいたら、洗濯されてタンスにしまってもらっている
▲一人きりになれる個室で集中して作業が出来る
▲言われないと勉強しない
これらを書きながら、自分にも当てはまっていたことが多々あるので反省することばかりですが、大人になった私たちが社会で苦労する部分もまさに上記があてはまりませんか?
上記に対して
▲部屋が散らかったら、少しづつでも自分で掃除したり、整理整頓出来るようになる
▲食事時、親の手伝いや「いただきます」と心から感謝して食事を味わう
▲お金の意味、長期的スパンでどう活用するかを知りながらお金を使う
▲脱いだ服は最低限、脱衣カゴに入れる。服をたたむのを手伝う
▲少々うるさくても愛嬌持って人と接し、集中出来る精神性を磨く
▲自ら学ぶことの楽しさを親が肌身をもって感じさせ教えてあげる
というライフスタイルのサイクルだったら、わが子の才能はどのように伸びて行くでしょうか?そして、社会に出た時にどれだけストレススルーでやっていくことが出来るでしょうか?私たち大人にとっても、このライフスタイルを送っていれば、今とどう変わるでしょうか?
家造りやライフスタイルをデザインする、ということにも繋がりますが、まず大切なのは「心構え」「心の整え方」です。
私が普段させていただいている家造りも「心を整えて、実現させたいライフスタイルを明確にしていく」ところからスタートします。
家造りとは「実現させたいライフスタイルをデザインすること」だと私は考えています。
わが子の才能をぐんぐん伸ばす住環境を実現させるためには、今の環境がわが子の才能を押さえつけている可能性を探ってみましょう