理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

なぜ設計事務所の設計料は割高に見えるのか?本当に割高なのか?

フェイスブックを通じて、設計事務所のイメージを聞かせていただきました。
 
その結果、「敷居が高そう」、「設計料が高そう」、「家の値段が高そう」、「家の使い勝手が悪そう」という意見が圧倒的に多かったです。
 
今回は、「その中でも設計料が高そう」について、「なぜ設計料が割高に見えるのか?」をお伝えします。
 

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1.設計料が別項目になって見えるから

  「ハウスメーカーなどは、金額がワンパッケージになっていて、こみこみなので設計料が別にかかることがなく分かりやすい」という声をいただきました。
 
多くの人もそのように感じていると思います。また工務店と契約するときも見積書の内訳で設計料という項目を掲載していたり、掲載していなかったりと様々です。
 
それに対して、設計事務所の設計料は工事費の8%〜12%ぐらいが多いですね。大御所になると工事費の20%というところもあるようです。
 
ざっくりとですが、設計事務所の場合は、工事費の1割が設計料にあたります。
 
例えば、工事費が3000万円だと設計料が240〜300万円ぐらいになります。
この金額だけを、単独の項目で見ると「これで車が買えるよ〜」という印象を持つでしょう。
 
 

2.実際の家のコストの内訳を多くの人が知らないから

では、実際に設計事務所の設計料は高いのか?
実はそうでもありません。それを説明しましょう。
 
家を建てるためのコストは、「実際に家にかかる工事費」+「その会社の利益&経費」で構成されています。
 
これが、ハウスメーカー、工務店、設計事務所の場合はどうなっているのでしょうか?
おおよそですが、下記のようになっています。
 
           建設費  経費など
ハウスメーカー大手   5  :  5
ハウスメーカー中規模  6  :  4
工務店         7.5 : 2.5
設計事務所+工務店   7  :  3
 
ちなみに、設計事務所+工務店というのは、設計事務所で設計して工務店で家を建設するという組み合わせで、工務店の経費と設計事務所の設計料を足すと全体の3割くらいという意味です。
 
ここから見てもわかるように、設計事務所が設計をしたからと言って、全体で見ると経費率は、
 
ハウスメーカー>設計事務所+工務店>工務店
 
ということが分かるでしょう。
 
なぜ、ハウスメーカーの経費率が一番高いか?
その理由は、インターネットで探せばいくらでも情報が出てきますが、
 
 ・会社規模が大きく間接部門があるため
 ・専属の営業マンの給与
 ・住宅展示場の地代など
 ・無料で書いた図面で制約に至らなかった案件の経費
 ・広告、宣伝費
 
などが挙げられます。
 
広告宣伝費で、CMを使って認知され、安心感のあるイメージ構築を積極的に行っています。「安心感がある」「家を買うならハウスメーカー」というイメージ戦略が功を奏している感じでしょう。
 
工務店の場合も経費のうち3〜5%近くは、設計料です。設計事務所の設計料の約半分ぐらいですね。
 
繰り返しになりますが、経費が大きい順に
 
ハウスメーカー>設計事務所+工務店>工務店
 
と、なりますので覚えておきましょう
 
 
 
 
・・・いかがだったでしょうか?
今回お伝えした内容は、前からご存知の方もいるでしょうし、初めて知った!という方もいるでしょう。
 
さらに知っておいて欲しいのは、設計事務所の設計料は、図面を書いて現場の設計監理をするだけでなく、工事費の見積もりを取った時の工務店との金額折衝や建主の立場に立った専門家窓口として、工務店とやりとりする役割も含んでいます。
 
個人的な意見ですが、それだけのことをするので、フィーに見合う内容だと思いますが、あなたは今回の話を聞いてどう思いますか?
 
ぜひ感じたことをお聞かせください。
 

 

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来年1年を快適に流れに乗ったライフスタイルを実現させる方法

注文住宅の設計をする際に、「安心感」や「居心地」を高めるためのツールとして、私は、風水や家相も活用しています。
 
以前、このブログでもお伝えしましたが、住宅業界で風水や家相はかなり嫌われた存在です。
 
私が家相や風水を活用しているというと、同業者からは「え!八納君は家相なんか使ってるの?!」と少し冷やかな目で見られるくらいです(笑)。
 
実際に、住宅業界ではそう言った背景もあり、風水や家相を活用して実際に設計できる人は100人中2、3人でしょう。
 
このようにいうと「え!風水や家相は設計者なら誰でも知っているのかと思っていた」という人が後を絶ちません。それくらい、業界と一般的な世界で認識の隔たりがあります。
 
私がなぜ風水や家相を活用しているかというと、「なんとも言えない居心地の良い家」ができるからです。
 
それともう一つは「その家に住むことで人生をどんどん好転させていく人」が出てくるからです。
 
風水や家相だからといって、間取り的な制限を感じさせない工夫もたくさんできます。
 
実際、下記の写真の家は、家相を巧みに組み込んだ家ですが、どのように見えますか?

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家相を組み込んだ住宅。家相の中でも三合吉相という最上級の知恵をベースに空間構成をしています
さて今回は、風水や家相の原点である、気学についてお伝えします。
私はこれまで、居心地のいい空間づくりのために、この気学を西暦2000年の頃から学んでいます。
 
気学は一言で言うと、「エネルギーの流れ」を示しています。
目に見えない、エネルギーを空間の中にどう組み込むか?
それが、私が住宅で使っている家相です。
 
 ※ちなみに風水と家相は体系の違う内容です。
  また色々な流派もありますが、私が活用しているのは
  気学を基本にした家相です。風水鑑定士と仕事はする
  場合は、その鑑定法で空間を作っていきます。
 
話を戻しますが、この気学を日々体感してもらえる講座があります。
その講座は、毎年年末に行われている「展望と開運」セミナー。
 
講師は、社会運勢学会の代表理事をしている村山幸徳先生。
「展望と開運」は毎年KADOKAWAから出版されている、その1年の運気の流れを見ていく本ですが、ロング&ベストセラーになっています。
 
毎年、全国で講座をされていましたが、今年は12月10日の東京開催のみになりそうです。詳しくは、マインドズームさんのHPからご覧ください。
 
さて、私はこの講座を受講して、毎年広島で「展望と開運」を3時間で学べるセミナーを年末年始に開催しています。
 
この展望と開運の内容を聞いていただいたら、日々の生活がどれだけ、周辺に満ちているエネルギー(気)の流れを受けているか理解していただけるでしょう。
 
快適な空間づくりのベースになる気学、そしてその内容をじっくり体感できる「展望と開運」。広島では下記を予定しています。
 
今回は、週末の週中の2回に分けて開催します。
 ※両日とも同じ内容です。
 
ただ、会場がすでに大きいところは埋まっていて、両日共12名までとなります。昨日からお知らせを始めましたが、初日で10名近くの方が申し込みされています。
 
 12月16日(土)18:00〜21:00
   まちづくり市民交流プラザ 会議室C 定員12名(残席6)
   詳細とお申し込みは、こちら
 
 12月20日(水)19:00〜22:00
   宇品神田オフィス(宇品神田3−1−3)定員12名(残席8)
   詳細とお申し込みは、こちら
 
今回は、早期割引制度も設けています。(7000→5000円 11月末まで)
 
繰り返しますが、定員が少ないので、早めに埋まってしまう可能性がありますので、その点はご了承ください。
 
 

 

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家が人に安心感をもたらせてくれる要素 その6 

これまで、
とお伝えしてきました。
 
今回は、最終回のその6をお送りします。

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資産性を考えて設計した八納の自邸&アトリエ 1階を賃貸で貸し出すことで、住宅ローンをほぼ払わなくてもいい仕組みを組み込んでいる
 
6.家が自分たちの資産になってくれているという安心感
 
 その5の要素と同様、この要素もこれからの家づくりに実現させることのできる安心感の一つです。それは、「この家が自分たち家族の資産となってくれている」という経済的安心感です。
 
その2の述べた「耐久性」もこの項目の大きな要素になります。
 
私が、よく述べることに「日本の家は耐久消費財的に作っていて、住宅ローンを払いおえる35年後には、家も買い換えるタイミングになっていることを多くの人は知っていない」というものがあります。
 
このことを知らないまま過ごしていると、新築から35年後、びっくりするような未来が訪れてしまうわけです。
 
こうならないためにも、家の耐久性を持たせることはこの項目でも重要なのです。
「家の耐久性を持たせるための6つのポイント」をご覧いただき、家の資産性を高める視点を手に入れてください。
 
そしてもう一つ。
あまりにも多くの人が「家が本当の資産になりうる」と本気で思っていないことがあります。
 
というのも「家賃払うくらいだったら、住宅ローンの方がマシ」というのが、日本で家を購入する一番多い動機で、そこには、家に対する夢がこれっぽっちも見えてこないのが現状だからです。
 
「この家を手に入れることでどんな夢を形にしたいですか?」
これは、私の設計事務所では、口癖のようになっているフレーズです。
 
なぜなら、家の本質は「そこに住むことで理想の未来像に近づける環境である」と私は考えているからです。
 
2003年の頃から言い続けているこのフレーズ。最近は少しづつ浸透し始めていますが、まだまだ広がりが足りません。
 
日本中の多くの人が、今住んでいる場所やこれから住もうと思う場所に、夢や希望を持ちながら生活するようになると、今、日本の中に蔓延しているマイルドな絶望感も払拭できるのではないか?と本気で思っています。
 
先日、片付けのこんまりちゃんの講演を山口で聞きました。
 
彼女は、世界に影響を与える100人の人物の一人に選ばれましたが、彼女は「全てにおいて、胸がときめくかどうか?で、判断している。それは片付けのことだけでなく、全ての選択肢においてそうしてきた」と、言っていましたが、まさにその通りだと思います。
 
また、「多くの人のときめきセンサーが錆び付いていて、その感度を高めることも大切」という感じのことも言っていました。
 
ときめきセンサーを高めるためには、瞬間瞬間を感じながら生きることが大切なのでしょう。普段からいる家が、ときめきを増幅してくれる場所なら、その感性の高まりはどんどん加速することでしょう。
 
そうなると、家は資産以外の何物でもなくなります。
この感覚を是非インストールしてみてください。
 
 
 

 

 

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家が人に安心感をもたらせてくれる要素 その5 

家が人に安心感をもたらせてくれている要素その5です。
その4までは、既存の家でも可能ですが、その5からは、今の家を改修などでバージョンアップさせたり、新築で建てる人向きです。
 
 
※ただ、17000人という数字の意味は、すべての人に知っておいて欲しい内容です。
 

5.心身ともに健康でいられるための安全ゾーンという安心感

 
  交通事故で亡くなる方が年間4000人を下回った現在、家の中でヒートショックという現象で亡くなる方が17000人近くいる事実をご存知ですか?
 
「気をつけて行ってらっしゃい!」とこれまで言ってきましたが、「家の中で気をつけましょう」という時代になって久しいと聞くとビックリするでしょうか?
 
 ※私たちの業界で、先進的に省エネに取り組んでいる専門家ではこれが
  合言葉になるほど、浸透していますが、一般的にはまだまだビックリ
  する話かもしれません。。。
 
ヒートショックというのは、家の中の温度差が大きい場所、例えば、脱衣場と湯船がまさにそうで、20度以上の温度差が生じると、血圧の急激な上下動で心筋梗塞や脳梗塞になる現象です。
 
さらに、真冬の布団の中の温度が28度なのに対して、夜中のトイレの気温が8度を下回ると、温度差が20度になります。特に60歳以上になると、ヒートショックの可能性が上がるので、60歳以上の方のお住まいの場合は、特に注意してみましょう。
 
私が設計したりゅうせん幼稚園の話を少しします。

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日本国内で先駆けて「木造耐火」を実現させてたりゅうせん幼稚園。次世代省エネ基準の倍以上の省エネ性能で、夏涼しく、冬暖かく光熱費が半減させる居心地の良い空間を実現させた
この幼稚園は、2015年に日本の中で先駆けて竣工した木造耐火2階建ての施設です。木造耐火という幼稚園が、2017年の時点でもまだ珍しいくらいです。
 
さらに、私はこの幼稚園を住宅の中でもかなり高性能な分類に入る高断熱高気密化を図りました。Q値という数字で表せば、1.2で、気密性能も0.5以下を実現させました。
 
真冬でも、朝暖房を入れる前は、15度ぐらいまでしか下がらず、冬の晴れている日は、午前中少し暖房するだけで、部屋の中が温かくなるぐらいの性能を持った建物です。
 
私が普段設計する住宅の性能も、これに近いもので、真冬の明け方でも外気温が0度の時に室温が12度〜15度をキープしています。こうなると先に述べたヒートショックは、ほぼ起こらなくなります。
 
話を幼稚園に戻します。
2017年1月、この幼稚園では、季節性インフルエンザが流行しました。
160人のうち、50名近くがインフルエンザで休んだということです。
 
季節性インフルエンザがうつる要因は、屋内湿度が40%を下回ると極端に感染しやすくなると言われています。冬は、大体にして湿度が40%以下になりがちです。
 
そこで、この幼稚園では、2月初旬に、家庭用のものよりも少し大きい、業務用の床置き型加湿器を導入しました。気密性能の高いこの幼稚園では、この加湿器を導入後50%の湿度を保つことが出来るようになりました。
 
その結果、2月のインフルエンザ欠席者は5人までに激変しました。
 
その数字を見せてもらった時に、私もすごい効果があるんだと実感しましたが、もし、あなたの家が真冬に湿度50%を保つ工夫ができると、家の中で誰かがインフルエンザにかかったとしても、うつる可能性が格段に減らすことが可能なのです。
 
家が人に安心をもたらす要素その5は、これからの家づくりに実現させることのできる「安心感」なのです。
 
 
 

 

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家が人に安心をもたらす要素 その4

家が人に安心をもたらす要素。これは多種多様に渡ります。
これまで、その1その2&3をお伝えしてきましたので、まずはそちらを先にご覧ください。
 
今回は、より内面的な側面から「安心感」についてまとめています。
家づくりの単なるヒヤリングでは見えてこない、本当に安心できる空間を作るためには、どういった側面を感じることが必要か?
 
それをまとめました。
 

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安心感をもたらす空間というのは、抽象的でつかみにくい部分が多いですが、一人一人の特性に合わせてじっくりヒヤリングすることで、家族全体での調和を図りながら安心感のある空間を作ることが可能になります
 

4.自分の領域を持つことへの安心感

 
  子供は、大きくなるにつれて「自分の部屋が欲しい」というようになることからも分かるように、自分のコントロール下の空間を所有したくなります。
 
自分のコントロール下にある空間に身を置くと、安心できるようになります。逆にコントロールできていない、空間にいると安心できません。
 
よく「物があふれていたり散らかっている方が安心する」という人もいますが、心理カウンセラーが言うには「それは耽溺という感情の状態にフィットしているだけだ」ということのようです。
 
要するに「自分は散らかっているくらいの方がちょうどいい程度の人間」というふうに自分を下げてみている結果というのだからとても興味深いものです。
 
家を設計する際「書斎が欲しい」という人は結構います。
私は、その時、かなり慎重に話を伺っていきます。
 
なぜなら、実際に書斎を作っても物置や納戸になってしまっている人が世の中には多いからです。
 
心理カウンセラーの人と話をしていて、分かったのが「書斎は、精神的自立をしている人の場合は、うまく使いこなして機能する」ということ。
 
「会社の昇進試験が定期的にあるので、自分は書斎にこもってその時は勉強したい」
というお施主様がいました。
 
「家族がいるところでは、勉強は難しいのですか?」
と尋ねたところ、今の住まいで試みたけど、ほとんど集中できず苦労したとのことでした。
 
このお施主様の場合は、家が完成後、書斎をしっかりと使いこなし、昇進試験にも合格したと聞いています。
 
また、世の中で言われているアスペルガー(自閉症スペクトラムの一つ)の人は、静かに一人きりになれる場所を持つことで、精神的なバランスを取っていることが分かってきました。
 
このアスペルガーですが、100人に1人いると言われていますが、最近ではグレーゾーンの人を含めると20人に1人とも言われています。
 
「家の中は、どこも区切らず、大部屋で寝るような家にしたい」
 
というご要望のお施主様もいますが、家族の中にアスペルガー的な人がいる場合は、本当に大部屋形式でいいのか?慎重に判断することが必要でしょう。
 
以前までは「この子、この人は自分の部屋や一人になれる場所が必要だな」とヒヤリングをしてご要望をまとめながら、家づくりをしていましたが、最近では広汎性発達障害の研究も個人的に進めているので、より明確に意図しながら設計するようになりました。
 
このように、自分の領域を持つという側面は、いろいろな側面から見て、その人、その家族にあった空間構成にすることで、よりフィット感が増すようになります。
 
 

 

 

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家が人に安心をもたらす要素 その2&3

家が人に安心をもたらす要素をお伝えしています。
その1はこちらをご覧ください。今回はその2と3です。
 

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【家の中の安心感は、目に見えない意識の中で増す部分も多くあるものです】

 

2.安全でいられるという安心感

  外界から守られていて安全でいられる安心感というのは、1の話にもつながります。この項目では、さらに、雨風などの震災や災害時に身を守ってくれる「安全性」のことを伝えたいと思います。
 
雨漏りをしない、という最低限の安心感から、災害時に家が自分達を守ってくれる存在になることが重要です。
 
その時には、家の耐震性や耐久性の確保をしっかりさせること、そしてエリア的に災害マップなどでどう言ったエリアになっているかを把握し、災害時にはどのように行動すればいいかを家族で共有しておくことは重要です。
 
耐久性などに関しては他のコラムで書いていますのでそれを参照してください。
 
 

3.所有している場所という安心感

 人は本能的に「巣」を持っていることに対して、安心感を持ちます。しかし、最近は「家は帰って寝るだけ」「好きな時に好きな場所に住めばいいので定住はしない」など、本能的に「根ざす」場所を所有することに対して意識が低い人も結構います。
 
価値観はそれぞれですが、日本人的なDNAからみると、日本人は本能的に「帰れる場所」を持つことで、安心感や「地に足がついた感覚」を持つことが基本的に重要だと考えています。
 
 以前、「転勤族で、この家も社宅だから、家に対して借り物だという気持ちがしている」というご家族がいましたが、「仮に1年でも我が家だと思って、その家のことを好きになる努力をしてみてください」とアドバイスしたところ、後日、「家に愛情を注ぐようになったら、居心地が良くなった」というメールをいただきました。
 
 意識するだけで、これだけ居心地が変わるという好例ですが、所有感=安心感につながるということも、ぜひ覚えておきましょう。

 

 

 

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家の中の安心感を高める方法 その1

「安心」という言葉は、抽象的で家における安心感というものに関してもこの言葉のままだとわかりづらいものです。
 
しかし、家づくりにおいて「安心」という言葉はよく出てきます。
では、家において「安心」というものは、どういう要素で出来ているのでしょうか?
 
これらの要素を抑えることで、家自体が人に安心感をもたらす度合いも高くなると考えています。これから数回にわたって、「家の中の安心感を高める方法」と題してお送りします。
 
今回は、その1です。
 

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【安心感という側面で家を考えると、家の作り方の多様性が見えてきます】

 

その1.外界から身を守るという安心感

  屋内と屋外というように、家は外界から身を守ってくれるという側面があります。
  
 当然と言えば当然な項目なのですが、このことをよく考えると、防犯面や防音、視線など細かなところまで、気をくばる要素がたくさん出てきます。
  
 特に、視線に関しては、リビングの前の道路から家の中が丸見えのために、一日中カーテンをしているケースもありますが、安心面から考えると、配慮不十分の間取りと言えます。これは一例ですが、周辺の状況を見ながら、窓の位置やガラスの種類を選ぶことや、さらには、周辺にどんなものが建て替わる可能性があるか?を意識しながら間取りのレイアウトや窓の位置を設定することろまで気を配りたいところです。
  
 防犯面もきになるところです。最近はペアガラスを採用した窓が増えているので、窓ガラスを割って入られるケースも少しは軽減されていると思いますが、それでも地域によっては、格子をつけておかないと不安というケースもあります。
  
空き巣は「何秒でこの家の中に入ることができるか?」を、見ながら物色しています。
「あ、この家は少し時間がかかっても誰も見えないところに窓があるから入れるな・・」
といった判断をするようです。
  
ガラスを割ってクレセントを開けるだけでは、入れないように足ものにストッパーが入っていると、時間はさらにかかりますから、そう言った視点で、窓も計画したいものです。
  
寝るときに1階の窓のシャッターを閉めるという方もいますが、防犯対策に関しては、地域性や価値観が結構バラバラなので、家を手に入れる際には、設計者、施工社にしっかりと話をして、対応をしてもらいましょう。
  
防音に関しては、高断熱・高気密化を図る際に防音性能もかなり上げることができるようになってきています。
  
どれくらいの防音性能が欲しいか?は出来れば、モデルハウスや家の披露会の時に実際に体感させてもらいましょう。驚くくらい、外界の音の入り方が変わってきます。

 

 

 

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家の耐久性を持たせるための6つのポイント(後半)

今回は、前半に続き、後半をお伝えします。
 

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【家の素材を決めるときには、ここはどれくらいのメンテナンス頻度としやすさを持たせるか?をデザインに組み込むことが重要です】

 

4.シロアリ対策を確実にする

 木造といえば、「シロアリ被害が怖い!」は誰でも思うことです。
実際に、シロアリ被害で家がダメになるケースも多く見受けられます。
ちなみに、シロアリは、太陽の光が苦手です。
 
 具体的には、外壁に物置やガソリンタンク、タイヤ、ほうきなど直接、引っ付けて置かないことが重要です。
 
 実は、そのようにして影を作ることで、シロアリ被害に遭っているケースも多いのです。
 
 それと合わせて、やっておく必要があるのが「防蟻処理」です。
 
 ただ、この防蟻処理も、人体に悪いものや、5年で効果の薄れるものも多く、どの「防蟻処理」をすればいいか?悩ましいところです。
 
 特に、最近は基礎断熱工法を採用し、床下の空気を部屋と循環させる工法も増えていますが、そういった家で、人体に影響を及ぼす防蟻処理材は致命的です。
 
 私がお勧めな防蟻処理は「ホウ酸処理」です。
 
 ホウ酸は人体に対して、無害で、水に濡らさない限り、溶けなくてずっと長持ちします。
 
  

5.メンテナンスフリーの素材はできる限り使わない

  日本では、「メンテナンスフリーでお願いします」という言葉が、家づくりの際よく出てきます。
 
 メンテナンスフリー=ずっと手入れせずに済む材料
 
というイメージがあるのだと思います。
 
例えば代表的なのが、床の複合フローリング(合板の上に表面材の木を張ったもの)、壁のビニールクロスが一般的にメンテナンスがあまり入らないと思われています。
 
しかし、これらの多くの「メンテナンスフリー」と言われている材料は、将来メンテナンスが逆にできない材料でもあり、いわゆる「使い捨て」の材料だということを知らない方がほとんどです。
 
例えば、複合フローリングは、20年くらい経つと、窓際など結露水でよく濡れる場所から表面材がぺりぺりと剥がれていきます。こうなると補修はできません。張り替えるしかなくなります。
 
それに対して、無垢のフローリング(木そのものでできたもの)は、表面が傷つきやすい、季節によって長さが変わるなど、デメリットに思う人もいますが、無垢フローリングは将来的に、表面の傷を削ったりなど、メンテナンスが可能な材料なので、使い続けることができる材料です。
 
これは一例でしたが、ポイントは、メンテナンスフリーではなく、使い続けることができる材料かどうか?を視点に材料選びをすることが耐久性につながります
 
 

6.特殊工法を組み込まない

  私は、設計者としての立場からいうと「耐久性のことを考えるとできるだけ特殊工法は組み込まない方がいい」と考えています。なぜなら、その特殊工法が将来的にメンテナンスができるのか?メンテナンス業者は存在し続けているのか?などが問題として残るからです。
 
できる限り、世の中に一番普及している材料で、どの業者でも改修工事に入れるような工法の方が、将来的にメンテナンスが可能になりますので、私はその方がオススメです。
 
もし、特殊工法を組み込んだ家づくりをしたい場合は、その会社に「将来的なメンテナンス計画や手入れ方法、30年後に全面的にメンテナンスしたい時に対応はどのようにできるのか?」などをぶつけてみてください。そこで、明確な回答が返ってくる場合は、安心感が増すでしょう。
 
 
以上が、耐久性を持たせるための6つのポイントでした。
 
これら以外にも、細かなポイントはまだまだありますが、大枠これらのことを抑えている設計士や施工会社であれば、細かなポイントもある程度抑えていることでしょう。
 
気になる方は、相談をしている専門家に尋ねてみるといいでしょう。

 

 

 

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家の耐久性を持たせるための6つのポイント(前半)

具体的に家の耐久性を持たせるには幾つかポイントがあります。
 
今回は、木造住宅の場合のポイントを6つお伝えしましょう。情報量が多いので、前半後半の2回に分けてお送りします。今回は、前半です。
 

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【家の耐久性を持たせることは、孫の代まで資産として残せるかどうかにもつながります】

 

1.外壁の壁内を絶対に結露させない

  屋外と屋内の内外温度差で、外壁内が結露すると、構造材が腐って全く役に立たなくなってしまいます。外壁内を結露させないことが必要最低条件です。
 
 ちなみに昔の家は、壁の中に全く断熱材が入っておらず、内外温度差がほとんど生じないくらい寒い家だったので、逆に壁内結露の心配は少なかったのが、今の家は断熱材を入れるので、結露の心配が出てきています。
 
具体的にどうするかというと、一番普及している充填断熱工法の場合は、適正な断熱材を設け、断熱材の部屋内側に防露シートを施します。この防露シートは絶対に破ってはいけません。破れていると、そこから冬の屋内の水分が壁内に入り結露するからです。
 
上記の話が難しく聞こえる場合は、設計者や施工者に「次世代省エネ基準以上の断熱性能で、部屋内側には必ず防露シートを設置して、絶対に破らないように施工してください」と伝えるのが守る手立ての一つです。
 
ウレタン吹付断熱の場合は、この防露シートは不要ではないか?という話をよく耳にしますが、私は反対です。なぜなら、竣工当初は、柱際など隙間がない状態ですが、家は動くので、断熱材と柱や梁の取り合いに徐々に隙間が開いていきます。そうするとこの隙間に屋内側の空気が通ってしまい、そこから結露する可能性があるからです。
 
上記の内容が総合して難しく聞こえる場合は、「壁内結露を出さないための御社の工夫を説明してください」と言って、しっかりと説明してくれる専門家かどうかを見極める一つにしてみましょう。
 
 

2.構造的に耐震性の高いものにしておく

  熊本地震を見ても分かるように、耐震等級を2以上にすることが一つの目安になってきました。ただ、それ以前の問題として、世の中の多くの木造住宅の構造が、確認申請時に構造検討を提出しなくてもいい特例があるため、中には「構造検討は不要」と勘違いして構造検討をしていない設計者、施工社がいて、ニュースにもなるくらい、業界の中でも構造に対する認識が低い状態です。
 
ですので、最低限、壁量計算や金物計算などの構造検討をしっかりとやっている会社かは見る必要があるでしょう。建売の家を購入する時でも、構造検討資料があるかどうかは確実にチェックしてみましょう。
 
 個人的には、木造住宅の構造に関しては「この家の担当者は、木造構造講習会受講及び認定済み」みたいな、認定制度があれば、多くの人が安心できるのではないかと思います。
 
現在個人的におすすめなのは、M'S構造設計の佐藤実さんが全国で開催している「構造塾」を受講している設計者、施工者です。木造に関して、安全性や耐久性を確保させるための知識をここで多くの専門家が学んでいます。
 
 

3.設備を20年後に取り替えやすい状態にする

  20世紀後半、日本の家の寿命は26年ぐらいだと言われていました。これは、家の耐久性のことも一因としてはありましたが、1960年以降に急激に普及した家電製品の数が増えたこと、または大型化したことで、部屋に納まりきれなくなったのも大きな要因でした。高度成長期だったので、建て替えても、それ以上に収入が増える時代だったので、リフォームするくらいなら建て替えようという流れもあったからです。
 
  21世紀になってからは、TVの大型化が進みましたが、これ以上家電製品が急激に増えることはないので、そのことで建て替えないといけないということはなくなりつつあります。そうなると今度は、設備の寿命による入れ替えがポイントになります。  
 
  設備の寿命は長くても大体20年が目安なので、そのタイミングで取り替えれるように、工夫を施した家になっているかどうかは重要です。
 
 家電製品のことで一つ付け加えるとしたら、これからの時代は、冷凍技術が進んだこともあり、冷蔵庫以外に、専用冷凍庫を置く家が増えてくる可能性があります。これからの家の場合は、専用冷凍庫を置く場所も想定しておくことはポイントになるでしょう。
 
(後半へ続く)
 
 
 
 

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住宅ローンを支払い終える頃の家の状態を知っていますか?

日本以外の先進国の家は「不動産」と言われています。


日本の家は、30年で建て替える「耐久消費財」として長年建てられてきた背景から、不動産としての地位を確立できていません。

 

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【家の耐久性、将来我が子に継がせるかどうか?など考えることはたくさんあります】

 

「20年経ったら、土地に価値があり上物(家)には価値がない」

とは、よく言われます。

 

多くの人は、最長の35年ローンを組み、コツコツと支払いながら
「これで自分にも資産ができた」
と思っています。

 

しかし、実情としては30数年後、
「このままボロボロのこの家に住みますか?それとも建て替えますか?」
という選択肢に直面するのです。

 

このことをどれくらいの人が現実問題として認識しているでしょうか?

 

既に家を手に入れている人は、そのことを踏まえて、これからの資産形成を考える必要があります。そして、これから家を手に入れる人は、「どれくらいの耐久性を家に求めるか?」を考えることが重要になります。

 

では、どれくらいの耐久性を家に求めるべきでしょうか?
それは手に入れたいライフスタイルと住む人の経済バランスによります。

 

例えば、


 ・雨風をしのげればいい
 ・自分たちがすまなくなったら解体して、土地を売るなり、
  子供が自分たちで建てればいい


という考えの人がいたとすれば、それに見合う家を建てるのも一つです。

 

ただ、私は専門家としては反対です。理由は、


 ・雨風がしのげれればいいという家は、確実に居心地は良くなく、もったいない
 ・同じお金をかけるなら、子供や孫の代の資産となるものを作ったほうがいい
 ・30数年で家を建て替えるとなると、地球環境を破壊し続けることになる


などです。

 

日本の場合、植林で木が育ち、構造材として使えるようになるまで約60年かかります。ドイツはそのサイクルが100年以上。

 

そこから考えると、最低60年は一つの目安になるでしょう。

 

またよく話しする内容ですが、親子3代で家を資産として活用し、家系の繁栄を築くという考えが、日本以外の先進国にはあります。この視点は、これからの時代ポイントは高いでしょう。

 

家の耐久性を高めるにはどうすればいいか?
はまた別の機会にお伝えします。

 

 

 

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