設計事務所と工務店は何が違うのか?
無料相談を受けたり、家づくりの勉強会を開催するときは、
設計事務所は「家を考える専門家」、工務店は「家を建てる専門家」
というふうにお伝えしています。
しかし、近年は工務店の中でも飛び抜けて設計力の高い会社も、
ちらほら出てきていて一概にそのように言えなくなりました。
【設計事務所は、家を考える専門家。日々、設計力を高めることを人生全般から吸収したいと思うこの頃(八納)】
そうなると違いは、設計事務所は「家を建てることができない」
ということだけになってしまいます。
自分も含めて「設計事務所頑張れ!」という気持ちになります。
そういった意味でも、設計力を高めることが重要ですし、私の場合は、妻が心理カウンセラーということもあり、夫婦や家族の心理状態を考えた空間づくりや、子供の才能が
どういう環境だったら伸びやすいかなどを追及して、日々設計をしています。
設計事務所としては何かしらか、強みを見出していく作業が必要でしょう。
さて、設計事務所と工務店の違いとして、もう一つ言えるのは、「設計事務所はお施主様側についた専門家」というものがあります。
工務店は建てる側、
お施主様は建ててもらう側、
お施主様と工務店の双方には、少なからず利益の相反する部分が出てきます。
繁盛している工務店は、お施主様の立場にしっかり立った対応をしているケースも多いですが、なかなか真似はできません。
設計事務所は、お施主様の専門家窓口としても機能しますので、お施主様の資本や利益を守るために工務店と向き合う場面も出てきます。
そういった意味でも、設計者と工務店はピリピリした関係になってしまうこともあります。
優秀な設計者は、お施主様の立場に立ちながら、かつ工務店に気持ち良く仕事をしてもらう人格を持ち合わせています。
工務店からしたら「この設計者の仕事をすることが誇りに思える」という感じなのでしょう。
そのためにも、設計者は工務店が一緒に仕事をして誇れる「何か」を持ち合わせることが重要なのでしょう。
設計者と工務店、同じ業界で切磋琢磨する者同士としてお互いの専門性を高めあい、尊重しあいながらいい家づくりを広めたいものです。
日々切磋琢磨です。
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