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住む人が幸せになる家づくり 1級建築士 八納啓創

家造りに関するQ&A、幸せを形にする家づくり、住環境づくりをはじめ、日々の気づきをつづるブログです

子育てに悩んでいるすべての方へ、住環境の変化が及ぼしている影響を知ってください

幸せな家づくりの考え方 わが子の才能をぐんぐん伸ばす家
先日、有楽町にて「子供の才能を伸ばす家の使い方」をテーマにしたセミナー講師として話をさせていただきましたが、参加者の皆様の雰囲気や質問から、子育てで悩んでおられるのを実感しました。

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  【心理カウンセラーの妻とコラボで講演の講師をさせていただきました】

 
個人的にも六歳の娘を育てることに夫婦でいつも奮闘していて、振り回されている感じがしていますが(笑)、ぜひ多くの人に知っておいていただきたい「子育てにおける日本の歴史」についてお伝えします。
 
このことは拙著「わが子を天才に育てる家」でも、触れましたが、子育てに悩んでいるすべての方にまず知っておいていただきたいと考えています。これから5つの項目としてお伝えしましょう。
 
1.戦前と戦後で家族の在り方がガラッと変わった事実
 
 多くの方がそこまで意識したことのないことですが、1945年の終戦を迎えるまでの日本の家族の在り方が今とは全く違っていたことはご存知でしょうか?
 
一言でいうと、それまでは夫婦と子供、それ以外には両親や親せきなども一緒に暮らす「大家族制」をベースに生活をしていました。それが、戦後復興、高度成長期時代に、働き手である若夫婦が地元や田舎を飛び出して都会に出てきました。日本の経済復興には外せないこれらの要素でしたが、この流れで生まれたのが「若夫婦とその子供たちが住む」というライフスタイル、すなわち「核家族化」だったのです。
 
 
2.子育ては誰がやっていたか?
 
戦後70数年が経ちますが、「核家族」というライフスタイルはまだこの数十年の間に定着してきたのもので、歴史的にまだまだ浅いものです。
 
 そして子育てに関しても、大きな変化がありました。それは何かというと、それまでは若夫婦が仕事をしていて、老夫婦が子供(孫)を育てるというライフスタイルから、核家族化により若夫婦で仕事をしながら子育てまでするライフスタイルになったことです。
 
 ここまで読んでくると、ピンとくると思いますが、実は戦前は若夫婦で子育てをしていなかったのです!
 
若夫婦のしかも、母親が主体に子育てをするというライフスタイルは、日本の歴史上未曽有の経験だったのです。しかも、歴史としてはまだ70年余り、体系立てられた子育てに関しての知恵がなかなか蓄積されないのも当然のことです。
 
 
3.心理学的にも分かっている子育てに適した人物とは?
 
 子育てにおいて、一番適している年齢層はどれくらいか?という心理学的なデータがありますが、日本人の場合は、特に50歳以上の成人が適していると言われています。
 
この年齢になると、感情的に情緒も安定し、仕事と子育ての両立で心を振り回されることも少なく、また人生経験が増えた分、視野の広い立場で子育てが出来るようになります。昔の日本の大家族制は、そういった意味でも理にかなった子育て環境だったことが分かってきます。
 
 
4.自分をバッシングしない。パートナーは理解を示すこと
 
 「子育ては老夫婦がやっていた」
「子育てに適した年齢は50歳以上」
「若夫婦の母親を主体に子育てをしてきた歴史がまだ70年ぐらいしかない」
といったことからまず感じていただきたいのは、「若夫婦の母親が子育てで悩むのは、当然の事だ」ということと、それだけ大変なことなのだから、「自分が出来ない。母親として失格」と言って自分を責めないこと、そしてパートナーも、それだけ未曽有のことをやっている子育てに最大限の理解と感謝、サポートの気持ちを持つことが重要です。
 
世界の最高峰の山を何度も登頂した登山家ラインホルトメスナー氏が言った言葉に「私はこれまでたくさんの山の登頂に成功してきた、しかし人生で一番難しいのは・・・子育てだ」というものがあります。
 
それだけの山を登り、あらゆる難関を乗り越えてきたメスナー氏の言葉は心に染み入ります。そして、これは子育てに悩まれているすべての方にささげたい言葉でもあります。
 
 
5.頑張らない。周りに助けてもらう環境づくりを
 
 日本人のDNAには、戦前までのライフスタイルや習慣が染みついていると私は考えます。メスナー氏の言葉にもあるように、核家族化した日本において若夫婦の母親を主体にした子育ては、限界があります。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
 
まずは、繰り返しになりますが
「子供も育てられない自分は失格。ダメ」と自分をバッシングすることをやめましょう。そして、周りが「日本史上未曽有の経験にチャレンジしている」ことを理解すること。そして老夫婦が近くにいれば、もっと頼ってみることを考えること。老夫婦が、近くにいない、または亡くなっている場合などは、その地域で子育て支援をするコミュニティに属してみたり、保育所や幼稚園をフル活用するなどがポイントです。
 
一人で頑張らないでください。
 
保育所に子供を預けると「あの人は子育てで手を抜いている」と言われるんじゃないかと感じている人も多くいます。子供も親以外の人とたくさん触れ合うことで、いろいろな価値観を知り、視野の広い子に育っていくことからも考えると、前述の1~5の考えが世の中にもっと認知され、お互い自分に優しくなることが重要だと私は実感しています。
 
 
・・・・子育てで悩んでいるすべての方へと題して、お伝えしましたがいかがだったでしょうか?
 
1級建築士として、いろいろな文献を紐解き、日本の歴史やライフスタイルの変化を研究すればするほど、今の世の中の常識が「戦後70数年の常識」である可能性を感じます。
 
もっと詳細に住まいに関する子育て環境のことを知りたい方は、手前味噌で恐縮ですが、拙著「わが子を天才に育てる家」などの著書をご覧いただいて、その事実を知ってください。
 
 
 
 
 

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