住む人が幸せになる家づくり 1級建築士 八納啓創

家造りに関するQ&A、幸せを形にする家づくり、住環境づくりをはじめ、日々の気づきをつづるブログです

Q&A お兄ちゃんをダイニングで勉強させていますが、弟が邪魔をして勉強になりません

(ご質問)
お兄ちゃんの勉強をダイニングでさせているのですが、弟が遊んでほしくていつも勉強の邪魔をします。最近ダイニングで勉強をしたほうがいいと言いますが、これでは勉強になりません。やはり部屋で勉強させた方がいいのでしょうか?お兄ちゃんが9歳で、弟が5歳です。
 

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【子供が安心し集中して物事に取り組める場所は、親のそば。お姉ちゃんが勉強していると、妹は自然と大好きなお絵かきを始めました】
 
(八納の回答)
悩ましく感じることと思います。小学校低学年のお兄ちゃんが帰ってきて勉強をする時間に、弟は待っていたかのように「おにいちゃんあそぼ!」という感じで、やってくるのだと思います。その時間帯は、お母さんも夕食の準備でなかなか目がいかないことでしょう。
 
じゃ、部屋で勉強させればいいか?と言っても、弟は遊びたくてしょうがないので、部屋に押しかけるでしょう。またその方法では、ストレスもどんどんたまっていきます。
 
では、どうすればいいか?
 
ここで大切なのは、ロングスパンで考えることです。
 
具体的にいうと「社会に出たら、静かなところでは仕事はしていない。少々邪魔が入っても和気あいあいと楽しめる精神性を育てることが、社会に出た時にストレスフリーになれる」という視点をもってみましょう。
 
勉強の邪魔をする時期は誰にでもあります。
私自身、次男だったので良く兄の邪魔をしていました(笑)。
 
弟がうるさくて勉強できないということだったら、どうすれば弟がおにいちゃんの勉強をしている時間邪魔しないようにできるかを具体的に考えることは外せません。
 
ただし、弟の行動を規制するというのではなく、どうにか弟のやりたい形で一緒にいて、お兄ちゃんの邪魔をしないようにできるか?という視点で考えることがポイントでしょう。
 
例えば、弟が絵を書くのが好き、パズルが好きなど、一人遊びが出来ることがあれば、お兄ちゃんが勉強しているときに同じテーブルで一人遊びさせると良いでしょう。
 
ここで分かってくるのは、間取りでどうにかするという発想ではなく、兄弟の性格をくみ取って、部屋をうまく活用する方法を見つけるのがポイントです。また、この話し合いは出来る限り子供たち含めて全員でやってみましょう。
 
この場での、話し合いは「人とどうやって折り合って生活していくか?」を自発的に考えるきっかけにもなります。
 
そのうち兄弟だけで解決できるようにもなってきますし、必要な時にだけ親も入ってあげるなど、ケースバイケースですが、本人たちの自主性を組み込んだ家の使い方を意識してみましょう。