理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

Q&A 急に家を購入する話が出てきて、とんとん拍子で進んでいるのですが、急すぎて戸惑っています。どうずればいいでしょうか?

(ご質問)
急に、家を購入する話が動き出して、とんとん拍子のうちに話が進み始めました。あまりにも急なので、戸惑っています。こういった時はどうすえばいいでしょうか?
 

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(八納の回答)
 
急に物事が動き始めると、戸惑う気持ち分かります。
特に住居に関しては、人生の中でも大きなイベントの一つなので、より戸惑う気持ちが出てくるでしょう。
 
こういった時どうすればいいか?
まず、一番重要なのは当たり前のように聞こえるかも知れませんが、「夫婦、パートナーと本音で話をしてみる」ことです。しかし、なかなかこれが出来ません。
 
なぜなら、急に物事が動いているときは、パートナー間で力学が生じます。具体的には一方が、説教的に、もう一方が消極的になります。これは、力学として必ず起こります。そして意見がなかなかかみ合わない状況に陥りやすいからです。
 
ご質問いただいている方の場合は「消極的」な立場からご質問いただいているのが分かります。
 
こういった時には、お互いの気持ちをしっかりと話し合うことからスタートしましょう。
 
「このタイミングを逃したら、そうそう家は手に入らないよ!」
「でも、気持ちばかり焦って家を購入しても後で後悔しないかしら?」
 
というふうに、思っていることや感じていることをまず口にしてみます。
 
この時に大切なのが、
「そんなに慎重になっていたら、何も人生は進まないよ!」
と積極的な方が、相手を説得するようにコミュニケーションをしてはいけません。
 
ポイントは、
「相手のいうのももっともだ、自分が感じていないだけかもしれない」
「相手のいうのももっともだ、自分には流れが見えていないだけかもしれない
相手側の視点を持つことです。
 
そこで相手に
「君がそこまで言うんだったら、自分たち二人にとっても意味があることに違いない」
と思い合うことで、お互いの感じていることや考えていることをすり合わせていきます。
 
そうすると
「なるほど、だから君はそう感じていたんだね」
「なるほど、だからあなたはこのタイミングがいいと見据えているのね」
と考えや感じるところが共有できるようになります。
 
多くの場合、このやりとりをなしに、積極的なエネルギーを出している方に押し流されがちです。もちろん物事を進める上では、積極的なエネルギーは必要です。
 
しかし、そこには、共有できる感情、感覚も必要です。
まずは、そういった視点で話し合ってみてください。