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住む人が幸せになる家づくり 1級建築士 八納啓創

家造りに関するQ&A、幸せを形にする家づくり、住環境づくりをはじめ、日々の気づきをつづるブログです

なぜ、老若男女に響くのか?映画「君の名は。」&個人的な感想

日々の気づき 一流の感性、ライフスタイルから学ぶ
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           【湖のモデルにもなった諏訪湖

 

現在(2017年1月)も映画館で上映中の「君の名は。
神戸の実家に帰省中に家族と母親を連れて4人で見に行きました。
 
母親は初めて。妻と私は2回目。
そして6歳の娘は3回目!娘のお気に入りの映画でもあります。
 
満席で、小さな子供からお年寄りまでたくさんの人が見に来ていました。
 
1回目に観るよりも2回目の方が、物語や映像に映っているものも鮮明に観えました。
 
例えば、奥寺先輩と主人公の関係が近くなったことに抗議した3人の男性の名前が「田中」「斎藤」「鈴木」だったのもなんだか笑えました。あとは、iPhone好きな人は、主人公たちが使っているiPhoneのバージョンが何かを見るのもマニア的にも面白いと思います。
 
そういう楽しみ方もあるけど、ネタバレにならないように書くと、
 
・男女が入れ替わるラブストーリーとして楽しむ
 
神道的な日本の精神性を見事に表現しているところに心を震わせる
 
・本気になれば夢を叶えることが出来るという心強さを感じる
 
・映像の美しさに心ときめかせる
 
・音楽の素晴らしさを感じる
 
シンクロニシティとして世の中に偶然はないという感覚を持つ
 
・時間は未来から流れてくるというスピリチュアル的な感想を持つ
 
・伝統の背景には、アニミズム的な要素が宿っていてそこに共感する
 
・・・・・・
・・・・
・・・
・・
 
と、あらゆる世代の人の心につながる多重構造の要素が映画の中で自然と溶け合っているところがすごいと、僕はそこに興味を持ちました。
 
個人的には、
新海誠という人はすごいな。どうやったらこんなストーリーを考え出せるのだろう、この人はどういった人生を歩んできたんだろう」と思いました。
 
妻は「声優さんにとっても興味がある」と言っていました。
 
娘は、組紐を渡した場面が一番大好きなようで、その場面の絵を描いたりしました。
 
母親は、3年前に他界した父親のことを思い出していたようです。
 
それぞれ、感じるところが違っていて興味深いです。
 
僕自身、このストーリーに驚愕と共感、そしてなんと「嫉妬の気持ち」が出てきたのには自分でも驚きました。
 
「嫉妬=自分の中に眠っている可能性」と言われています。
 
確かに、自分の中にはこの映画のように多くの人に共感を生み出す「機会」を作り出したという思いがあるのに気が付かせてもらいました。
 
家の設計にしても、「住む人が、ともに生きていくことの喜びを感じる場」を作り出したいと思いながらやっています。それを見事なまでに、映画として作り上げていることに対して、どうやったら追いつけるだろう?と恐れ多くも感じている自分がいました。自分自身の反応が興味深いです(笑)
 
実はそう思った背景もあります。
今から7年ほど前にとある出版社のゲラになったところでストップして出さなかった「物語」があります。
 
ある家族が、いろいろな出来事に巻き込まれる中で、建築家と出会い、住まいのこと、生き方、過去の観念をひも解きながら、自分の心と向き合い、家族の絆が深まっていくストーリーです。
 
個人的な立ち位置としても、建築家≠物語製作者というイメージが強く心にあったのですが、個人的には、自分の才能をフルに活用して、世の中の人と分かち合えることをしたい!と強く感じました。
 
さぁ、今年どうなることやら(笑)。
 
さて映画「君の名は。
噛めば噛むほど味が出る感じです。
お薦めです!