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住む人が幸せになる家づくり 1級建築士 八納啓創

家造りに関するQ&A、幸せを形にする家づくり、住環境づくりをはじめ、日々の気づきをつづるブログです

家の居心地を一気に良くする方法

拙著「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」などにも記していますが、一流の人ほど、家との付き合い方が上手です。家との付き合い方が上手になればなるほど、家の居心地も良くなります。
 
今回は、家の居心地が一気に良くなる方法と題して5つのポイントをお伝えします。
 

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ポイント1 家にただいま!行ってきます!を言う
 
まずやっていただきたいのは、一緒に住むご家族などに「ただいま!」「行ってきます!」というのと合わせて、家自体に「ただいま!」「行ってきます!」と言ってみましょう。
 
「なにそれ?そんなことして意味があるの?」
 
と思われる方もいることでしょう。これまで、多くの方にまずやってみてくださいと伝えてきましたが、実践された多くの方が、「家に対する親しみが湧いてきた」と言います。まずはやってみましょう。
 
 
ポイント2 家に愛情を注いでみる
 
「1年間限定の借り上げ社宅としてここに住んでいるので、あまり家に興味がないんです」という勉強会の受講生がいました。しかし、「何となく付き合っている人と一緒にいても楽しいですか?家も一緒です。1年だけだとしても、真剣に付き合うような気持ちで家と接してみませんか?」という話をして、家に愛情を注いでみることをお勧めしました。
 
その後メールをいただきました。
「これまで家に興味がなかったのが、家にただいま、行ってきます、というようにしてみて、1年でも愛着持って住んでみようと思ったら、なんだか家の居心地が変わりました。夜も心なしかぐっすりと眠れるようになった気がします」
 
「家は帰って寝るだけ」という人には、単なる睡眠を取る場所になりますが、家に愛情を注ぐ人は、安心して眠れるようになり、単に睡眠をとるだけの場所でなくなります。
 
 
ポイント3 家に100%を望まない
 
「家が古い」「暗い」「環境が悪い」と家に対する不満を持つ人もいることでしょう。家に対してどう感じていますか?という質問を家づくりの勉強会などで全体に質問すると、不満に感じている部分ばかりが出てきます。それは、それで仕方がないことだと思います。
 
しかし、家づくりで成功している人たちを見てみると、もともと住んでいた家に対して、不満もあるでしょうが、愛情を注いでそこに住んでいるのを感じます。たとえ古くて暗くても、可愛く部屋を見せる工夫をしていたり、照明を効果的に使ったりして、その空間を出来るだけ楽しめる居心地の良い場所になる工夫をしています。
 
ポイントは、不満な部分に意識を集中させずに、家を工夫して楽しめる部分に意識を集中させることです。
 
 
ポイント4 好きでいる工夫をする
 
新築当時や引越し当時は家のことが新鮮で、家に好意をいただいている人でも、月日が流ればなんとなく惰性的に生活するようになり、当初ほど家に対する愛情、愛着が持てなくなってくるのが普通です。
 
そうなると、家との関係性も惰性になり、家の居心地も感じられにくくなります。
そこでおすすめなのが、「模様替え」などをすることで、家に対する新鮮な関係を保ち続ける工夫です。
 
カーテンを変える、お香など焚いて香りを楽しむ、ソファ、ベットの位置を変えてみる、シーツを変える、BGMを流してみるなど、普段と違った雰囲気に気分転換することで、家に愛着を持っていた時の気持ちが持続できるようになります。
 
 
ポイント5 家で楽しめる工夫をする
 
家を好きでいる工夫をするときに一番効果的なのは「家で楽しめる工夫をする」ことです。
 
例えば、月に1度友人などを招いた一品持ち寄りのポットラックパーティーを開く、お気に入りの本棚を買い、好きな本を揃えていく、大好きな映画を大画面で観れるプロジェクターやTVを購入する、人を招いての勉強会をスタートさせる、お茶会を開催するなど、方法はいくらでもあります。
 
家を単に寝るだけの場所、家族となんとなく過ごす場所とするのではなく、積極的に人と繋がる場所にするのも効果的でしょう。
 
 
いかがだったでしょうか?
家に「ただいま!」「行ってきます!」というのは、すぐにでも実践できることです。今回の内容は、家を「付き合っているパートナー」と同じように大切に扱うというイメージで読んでもらえるとより分かりやすいと思います。
 
実際に、一流の人ほど、すべてのものを大切にする傾向があり、例えば有名な話だと、メジャーリーグのイチロウ選手は、バットやグラブ、スパイクなど毎回大切に磨いて感謝をしているようです。家も同じように大切に扱えば、そこにいる居心地が確実に変わります。
 
科学的な根拠はありません(笑)。逆に言うと科学的に解明するのが難しい分野だと思います。まずは実践してそのこと自体を体感してみてくださいね。