理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

お金を引き寄せる「自分」になる5つのポイント

これまで90件以上の家づくりをしてきましたが、興味深い事に、「一戸建ての家を手に入れる」人々には、一般の会社員の方、自営業者、会社役員の方々どなたにも共通するお金を引き寄せる価値観を持っていることやお金を引き寄せるものの考え方にシフトしていくのを身近で拝見させていただいてきました。

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彼らに共通している価値観とは何でしょうか?
5つのポイントとしてお伝えします。
 
ポイント1 「投資」「 消費」「 浪費」の違いを意識している
 
お金の使い分けに関して、「投資」「消費」「浪費」を意識していることがまずはじめに挙げられます。
 
「投資」は、将来的に自分自身に戻ってくるもの。例えば、自己投資や資産運用、身近なところでいうと、体をいたわるリラクゼーションなどがそれにあたります。
 
「消費」は、生きていく上で必要になってくる費用のことです。例えば、食事や住む場所にかかる費用などがそれにあたります。
 
「浪費」は、必要ないものにお金を費やす行為です。例えば、何となく付き合いで行っている飲み、何となく食べているおやつ、などがそれにあたるでしょう。
 
 
ポイント2  お金の専門家をブレインに持っている
 
お金の専門家といえば、税理士やファイナンシャルプランナーがそれに当てはまります。一般的には、ファイナンシャルプランナーが当てはまるでしょう。
 
日本人は、お金の教育をしっかりと受けている人は稀です。多くの人が、「お金を貯蓄する」「お金を使う」がベースになっていて、「お金を運用する」などの知識や経験を持ち合わせている人は少ないです。
 
例えば、家を手に入れる場合は、大きな買い物ですから、お金の流れの全体を俯瞰的に眺めることは必須です。自分たちの経験則だけでなく、時代の流れなどから客観的に情報やアドバイスが手に入るブレインを持つことはとても有効です。人生全般の「お金計画」をまとめる際にはとても頼れる専門家です。
 
 
ポイント3  先行投資を中心に考えている
 
お金を引き寄せる人々が「投資」「消費」「浪費」の中で一番意識をしているのが「投資」です。なぜなら「投資」が最終的にお金を引き寄せる流れを生み出すと知っているからです。
 
例えば、夢を描いて家を手に入れるというのは「先行投資」になります。ただ、寝に帰るだけの家は「消費」です。逆に、見栄をはった家を手に入れるのは「浪費」です。家を手に入れて、どんどん豊かな流れを引き寄せているご家族などを見ると、そのひとたちは「先行投資」として明確に家を手に入れています。
 
混乱されるひとが多いのですが、「見栄」をはって家を手に入れるのは「消費」です。
 
夢を叶えるための投資と見栄をはるための浪費の違いは、普段から意識をしていないと混合してしまいがちなので注意してみましょう。
 
 
ポイント4  金額に見合った相応しい自分という意識を持っている
 
同じ収入ぐらいの人でも「家を手に入れる人」と「家を手に入れようと思っても手に入らない人」がいます。それは、なぜでしょうか?
 
これまで、たくさんの相談者の話を聞いてきましたが、家を手に入れる人は「当然のごとく家を手に入れれると思っている」から家を自然と手にいているんだとここ数年で分かってきました。なぜ分かってきたという表現を使うかというと、本人たちは自然とそう思っているので、そのことを口に出さないため、若干分かりにくかったからです。しかし、その感覚が、毛穴から滲み出ているのを確信的に感じるようになりました。
 
逆に言うとなかなか家を手に入れることができない人は「自分たちは家を手に入れるのにふさわしくない」とどこかで感じているのです。
 
例えば、恋愛に関しても「自分は普通に恋愛できる」と思っている人は、わざわざそう自覚する必要もなく、普通に恋愛していますが、なかなか恋愛できない人は「自分は恋愛するのにはふさわしくない」と意識的に感じているので、相手を引き寄せることができません。※逆にふさわしくないという状況を意図しているのでそれを引き寄せています
 
お金に関しては、その金額を使うことが自分にとってふさわしいのかそうでないのか?で、引き寄せる額が変わっています。これは、普段ビジネスを自分でやっている人にはピンとくるでしょう。しかし、なかなかそれにふさわしい自分という意識にはなれません。それを解決するにはポイント5が大切になってきます。
 
 
ポイント5  子供の頃のお金に対するネガティヴな観念を書き換える
 
「あなたにとってお金とは何ですか?」という質問をするとどのように答えいますか?
 
・たくさんあればあるほど嬉しいもの
・たくさんお金があると周りからたかられそうで怖いもの
・ないと困るけど、必要以上にあったら面倒なもの
・お金があるほどトラブルを生み出す
・お金があればあるほど、幸せを循環させることができる
 
など、この他にも様々な考え方があることでしょう。
その中で、見ていきたいのが「お金との関係性が健全かどうか」です。
 
例えば、
・お金=たくさんあると人間関係を崩すもの
という考え(観念と言います)を持っている場合は、口では「お金がたくさん欲しい」と言っていても、「お金がたくさんあると人間関係を崩す」という考えが根底にある限り、お金を引き寄せることは出来ません。
 
そして、この「観念」の多くは、子供の頃に経験した出来事やそれが心の傷(トラウマ)となって、根深く残ったもので形成されます。
 
子供の頃、親がお金のことでトラブって、人間関係を崩している場面やそのことで両親が喧嘩している場面が多々あっとします。そうなると、「お金が人間関係を崩すんだ」という心苦しい思いが胸に刻まれます。
 
しかし、大きくなるとそのこと自体を忘れてしまうことが多く、まさか自分が子供の頃に経験した「心の傷」が自分の考えのベースにあるとは夢にも思いません。
 
自営業をしていた友人で、いつも年収がある金額で頭打ちになりそれ以上、年収を上げることができませんでした。子供の頃に得た観念を探っていくと、その金額は「死ぬほど頑張って仕事をしていた父親の年収」だったことが分かりました。彼の中では、父親の年収を超えるのは、父親に対して申し訳ない、どこかで父親の尊厳を奪ってしまう行為になってしまう、と感じていたことを自覚し、涙しました。
 
その後、彼は「父親の年収を超えることは父親の存在を否定することではない」と観念を意識的に書き換え、その後年収が一気に増えました。
 
これは一例ですが、今回のテーマで一番大切なのはこのポイント5です。
 
家を自然と手に入れる人の中には、小さな頃の経験から、自分も一戸建てに住んでいたし、誠実に生活していれば、手に入れることができると自然と思っている人もいます。そういった人を見ると、羨ましいな〜という気分に私も個人的にもなります。
 
子供の頃に家にまつわるトラブルに見舞われてきた人は、自然とそう思うことが出来ません。しかし、そういった人たちも「自分たちは家を手に入れるのにふさわしい」という思いになることが出来れば、家を手に入れることができるようになります。
 
そういった時に有効なのが「この家を手に入れることでどんな夢を叶えたいか?」という質問です。家族共通の夢を描くことで、子供の頃の観念を書き換えるぐらいのパワーを持つことがあります。
 
これまで「家族共通の夢」が明確になった途端に、資金面、土地などの条件がクリアーされ、一気に家づくりが進んだご家族を何組も見てきました。
 
ここから分かることは、「お金を引き寄せる」というのは、手段であって、「どんな夢を叶えたいか?」が目的として明確になればなるほど結果的に必要なお金を引き寄せるということです。
 
ポイント1〜5を出来れば何度も読み直して、自分自身に落とし込んでくださいね。