Q&A 住宅ローンをあまり組みたくありません。出来るだけ現金で支払いたいのですが、アドバイスいただけますか?
(ご質問)
住宅ローンをあまり組みたくありません。出来るだけ現金で支払いたいのですが、アドバイスいただけますか?
(八納の回答)
家を入手すするときには二通りの考え方があります。
一つは、
現金で買えるまで家を手に入れない
もう一つは、
住宅ローンを組んで家を手に入れる
です。
合わせて考える必要がある根本的な考えは
「収入より支出が上回らない」
ということです。ここは大原則です。
しかし、先に述べた二通りの考えに関しては答えはありません。
富裕層の人ほど、現金でものを買う傾向が強いのも事実です。
では、どうすればいいか?
それは「お金に関する知識を身につける」ことです。
例えば、現在の住宅ローンは固定金利で1.5%、変動で1%を切るものもあります。
それに対して、世界で平均的なお金の運用率は年利5%近くあります。
そのように考えると現金は5%近くで運用し、住宅ローンを借りたほうが資産は増えていきます。
1980年代は、住宅ローンの利率が7%ぐらいありました。
ですので、その当時に家を建てた人は「ローンを組むぐらいだったら現金で建てたほうがいい」と思っていましたし、そのことを子供たちに伝えて、今でも「ローンを組むぐらいだったら現金で建てたほうがいい」という教えが正しいと思っている人もいます。
この考え自体が今の時代と合っていないことは分かりますよね?
しかし、「住宅ローン=借金」であることは間違いありません。
では、どこまで借金をするのか?しないのか?
どこまで、借金をしてまでも家を手に入れたいのか?
ここを見極める必要があります。
お薦めできるのは、独立系ファイナンシャルプランナーの方に、ライフシミュレーションを組んでもらうことです。そうすることで、収入を上回らないバランスでどれくらい住宅ローンを組んでいいか?を将来にわたって方針を見出すことが可能になります。
また、家づくりの方での工夫で、「どんな状況になっても住宅ローンを支払える仕組みをつくる」ことも可能です。これはまた別の機会にお伝えしましょう。まずは、独立系ファイナンシャルプランナーに相談してみてください。