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住む人が幸せになる家づくり 1級建築士 八納啓創

家造りに関するQ&A、幸せを形にする家づくり、住環境づくりをはじめ、日々の気づきをつづるブログです

Q&A 2階LDKだと子どもが部屋に引きこもらないかと心配です

家造りQ&A わが子の才能をぐんぐん伸ばす家

(ご質問)

最近、木造2階建てで、2階LDKの家が気になっています。雑誌などでも「2階LDKの良さについて」というのも読んだことがあるのですが、2階LDKだと子供が部屋に引きこもるようになるのではないかと不安です。

 
 
(八納の答え)
まず2階LDKの間取りに関してですが、私の場合は、お施主様との話し合いと合わせて、周辺環境の状況によって、LDKを1階にするか2階にするかの方向性を決めていきます。
 
基本的には1階にLDKを設置することを第1優先で考えています。ただ、みなさんが思っている以上に2階LDKのほうが、前面道路からの視線や気配、LDKにふんだんに光を入れることが出来るケースも多く、地方都市や都心で設計することが多いため、私が手掛けている家の約半数は2階LDKの間取りになっています。
 
さて、子どもが引きこもりやすくなるかどうか?についてです。
 
「2階LDKにしたら、1階の子供室に子供が直行してリビングに上がってこないのでは?」と心配される方もいます。
 
そのお気持ちは分かります。
しかし、以前「リビングイン階段はいいのか?」でも、お伝えしましたが、間取りの及ぼす影響はそこまでありません。
 
どちらかというと、家族関係が生活に及ぼす影響が主で、それに見合った家の使い方をするようになります。例えば、親子の仲が悪ければ、いくらリビングイン階段にしても、親と顔を合わさないタイミングで階段の上下をすることでしょう。逆に、親子関係を見直そうと努力をしている家族の場合には、リビングイン階段が会話を増やすいい機会になり、好循環を生み出していきます。
 
2階LDKの場合も一緒です。
2階LDKの良さは「明るく、開放的に居心地のいい空間が作りやすい」というところにあります。ですので、普段から家族がリビングなどに楽しく集う習慣を形成していった家族の場合は、子どもが反抗期になったとしても、2階リビングの居心地の良さを知っているので、無理のない範囲で部屋から出てきます。
 
私が長年調べて来て思うのは「リビングに家族が不在」である家のほうが、子どもが引きこもったり、ニートになっているケースが多いです。
 
家族=社会最小単位=子供にとっては社会の象徴=家ではその場がリビング
 
というのが私の持論ですが、リビングが普段からどれだけ、家族単位でお互いが触れ合いながら過ごしているか?がポイントになるでしょう。