Q&A 家づくりがスムーズにいく家庭とそうでない家庭の違いは何だと思いますか?
(ご質問)
これまで何十件も家づくりに関わってこられて「この家族は家づくりがスムーズにいく」と思った時の共通項ってあるのですか?
(八納の答え)
改めて集計すると、2016年1月時点で約90件近くの家づくりに関わってきたことが分かりました。本当にありがたい限りです。そんな中「この家族は家づくりがスムーズにいく」と思ったご家族も確かに多々あります。
ご家族の場合ですが、一番スムーズに家づくりが進んだのは、「本音で会話を重ねることをやってきたご夫婦」ですね。
どちらかがよくしゃべって、どちらかが無口な場合、物事がサクサク決まっていくように見えることもあります。しかし、家造りというのは長丁場で、無口だったパートナーが現場が出来上がるころに初めて我慢しきれずに発言をし始めるケースもあります。
ずいぶん前ですが、私もこれまで奥様が子育てに忙しいのでご主人主体で打ち合わせを重ね、最後に奥様から不満が噴出したことが過去にあります。それ以降、どれだけ一方が忙しくても、ご夫妻と一緒に打ち合わせをしていただくことを基本としてきました。
ご主人が後で打合せ内容を奥様に伝えておく、というのも基本的にNGです。
なぜなら、上手く内容が伝わっていないことが後から判明するケースが多いからです。
こういったいろいろな経験を経て一番思うのは、
・打ち合わせではご夫妻で参加してもらうこと
・両者が本音で話し合える場を提供すること
が、私たち設計士にとって一番重要な要素だと実感するようになりました。
これは家造りだけでなく、深い部分からの夫婦円満の秘訣になるようにも思います。