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住む人が幸せになる家づくり 1級建築士 八納啓創

家造りに関するQ&A、幸せを形にする家づくり、住環境づくりをはじめ、日々の気づきをつづるブログです

なぜ、リビングやダイニングで勉強するのがいいと言われているのか? その1)

わが子の才能をぐんぐん伸ばす家

【リビングやダイニングで勉強するのがいい本当の理由とは?その1】

子供部屋ではなく、リビングやダイニングで勉強をするのがいい、とメディアなどでも言われるようになりました。最近、家造りの相談を受けるときにもそのような話をすると「最近TV見ました」という答えを良くもらいます。

 

その時に「なぜ、リビングやダイニングが良いと思いますか?」と尋ねると、ん~と返答に困る方もいます。

 

仮に、もしリビングやダイニングで勉強をするのが良いとしたとしても、親がその意味を理解していないと、子どもは多分混乱するでしょう。

 

私なりに、子どもの住環境を探究してきた結果、理由は大きく3つに分けることが出来ると考えています。

 

その1)子供部屋は本来勉強する場所ではなかったから

多くの日本人が子どもを勉強させるのは、子供部屋だと思っていますが、欧米では、子供部屋で勉強をさせると聞くと「どうして部屋に閉じ込めて勉強をさせるの???」という答えが返ってきます。

実際に、私の妻が大学生の時にアメリカにホームステイしたときに「部屋にこもって学校の勉強をする」と伝えたところ、とても心配顔をされ、3時間後に部屋から出てきたときには、ホストファミリー全員から拍手喝さいでびっくりしたという経験をしています。

 

この話を聞くと、アメリカの子供部屋に対する捉え方が全く違っているのを感じるでしょう。最近では欧米でも家の使い方が乱れてきて、子供部屋で時間を過ごす子供も増えていて一概には言えなくなってきましたが、本来子供部屋は「整理整頓&インテリア構築能力、一人で寝る」など空間コントロールを覚えるための自立を促す部屋として使われてきました。

 

今の日本の間取りは、1950年代のその当時アメリカの最新鋭の間取りが導入されて現在に至っていますが、本家アメリカの子供部屋は基本的に勉強部屋としては使っていないのです。

 

この話を2005年ぐらいから言い続けていますが、この10年でようやくこの事実が少しづつ広がりつつあるのを実感しています。

 

まず知っておいてほしいのは「子供部屋は本来勉強するための部屋ではなく、生活の根本能力を養っていく自立を促す部屋」だということです。

 

その2)以降は、次回お伝えします。