理想の注文住宅を建てるには

理想の注文住宅を手に入れ、絶対に失敗しないための注文住宅の秘訣を1級建築士である建築家八納啓創がお伝えするブログです

家の居心地を一気に良くする方法

拙著「なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?」などにも記していますが、一流の人ほど、家との付き合い方が上手です。家との付き合い方が上手になればなるほど、家の居心地も良くなります。
 
今回は、家の居心地が一気に良くなる方法と題して5つのポイントをお伝えします。
 

f:id:yanoukeizou:20161222123303j:plain

 
ポイント1 家にただいま!行ってきます!を言う
 
まずやっていただきたいのは、一緒に住むご家族などに「ただいま!」「行ってきます!」というのと合わせて、家自体に「ただいま!」「行ってきます!」と言ってみましょう。
 
「なにそれ?そんなことして意味があるの?」
 
と思われる方もいることでしょう。これまで、多くの方にまずやってみてくださいと伝えてきましたが、実践された多くの方が、「家に対する親しみが湧いてきた」と言います。まずはやってみましょう。
 
 
ポイント2 家に愛情を注いでみる
 
「1年間限定の借り上げ社宅としてここに住んでいるので、あまり家に興味がないんです」という勉強会の受講生がいました。しかし、「何となく付き合っている人と一緒にいても楽しいですか?家も一緒です。1年だけだとしても、真剣に付き合うような気持ちで家と接してみませんか?」という話をして、家に愛情を注いでみることをお勧めしました。
 
その後メールをいただきました。
「これまで家に興味がなかったのが、家にただいま、行ってきます、というようにしてみて、1年でも愛着持って住んでみようと思ったら、なんだか家の居心地が変わりました。夜も心なしかぐっすりと眠れるようになった気がします」
 
「家は帰って寝るだけ」という人には、単なる睡眠を取る場所になりますが、家に愛情を注ぐ人は、安心して眠れるようになり、単に睡眠をとるだけの場所でなくなります。
 
 
ポイント3 家に100%を望まない
 
「家が古い」「暗い」「環境が悪い」と家に対する不満を持つ人もいることでしょう。家に対してどう感じていますか?という質問を家づくりの勉強会などで全体に質問すると、不満に感じている部分ばかりが出てきます。それは、それで仕方がないことだと思います。
 
しかし、家づくりで成功している人たちを見てみると、もともと住んでいた家に対して、不満もあるでしょうが、愛情を注いでそこに住んでいるのを感じます。たとえ古くて暗くても、可愛く部屋を見せる工夫をしていたり、照明を効果的に使ったりして、その空間を出来るだけ楽しめる居心地の良い場所になる工夫をしています。
 
ポイントは、不満な部分に意識を集中させずに、家を工夫して楽しめる部分に意識を集中させることです。
 
 
ポイント4 好きでいる工夫をする
 
新築当時や引越し当時は家のことが新鮮で、家に好意をいただいている人でも、月日が流ればなんとなく惰性的に生活するようになり、当初ほど家に対する愛情、愛着が持てなくなってくるのが普通です。
 
そうなると、家との関係性も惰性になり、家の居心地も感じられにくくなります。
そこでおすすめなのが、「模様替え」などをすることで、家に対する新鮮な関係を保ち続ける工夫です。
 
カーテンを変える、お香など焚いて香りを楽しむ、ソファ、ベットの位置を変えてみる、シーツを変える、BGMを流してみるなど、普段と違った雰囲気に気分転換することで、家に愛着を持っていた時の気持ちが持続できるようになります。
 
 
ポイント5 家で楽しめる工夫をする
 
家を好きでいる工夫をするときに一番効果的なのは「家で楽しめる工夫をする」ことです。
 
例えば、月に1度友人などを招いた一品持ち寄りのポットラックパーティーを開く、お気に入りの本棚を買い、好きな本を揃えていく、大好きな映画を大画面で観れるプロジェクターやTVを購入する、人を招いての勉強会をスタートさせる、お茶会を開催するなど、方法はいくらでもあります。
 
家を単に寝るだけの場所、家族となんとなく過ごす場所とするのではなく、積極的に人と繋がる場所にするのも効果的でしょう。
 
 
いかがだったでしょうか?
家に「ただいま!」「行ってきます!」というのは、すぐにでも実践できることです。今回の内容は、家を「付き合っているパートナー」と同じように大切に扱うというイメージで読んでもらえるとより分かりやすいと思います。
 
実際に、一流の人ほど、すべてのものを大切にする傾向があり、例えば有名な話だと、メジャーリーグのイチロウ選手は、バットやグラブ、スパイクなど毎回大切に磨いて感謝をしているようです。家も同じように大切に扱えば、そこにいる居心地が確実に変わります。
 
科学的な根拠はありません(笑)。逆に言うと科学的に解明するのが難しい分野だと思います。まずは実践してそのこと自体を体感してみてくださいね。
 
 
 
 
 

お金を引き寄せる「自分」になる5つのポイント

これまで90件以上の家づくりをしてきましたが、興味深い事に、「一戸建ての家を手に入れる」人々には、一般の会社員の方、自営業者、会社役員の方々どなたにも共通するお金を引き寄せる価値観を持っていることやお金を引き寄せるものの考え方にシフトしていくのを身近で拝見させていただいてきました。

f:id:yanoukeizou:20161221211545j:plain

 
彼らに共通している価値観とは何でしょうか?
5つのポイントとしてお伝えします。
 
ポイント1 「投資」「 消費」「 浪費」の違いを意識している
 
お金の使い分けに関して、「投資」「消費」「浪費」を意識していることがまずはじめに挙げられます。
 
「投資」は、将来的に自分自身に戻ってくるもの。例えば、自己投資や資産運用、身近なところでいうと、体をいたわるリラクゼーションなどがそれにあたります。
 
「消費」は、生きていく上で必要になってくる費用のことです。例えば、食事や住む場所にかかる費用などがそれにあたります。
 
「浪費」は、必要ないものにお金を費やす行為です。例えば、何となく付き合いで行っている飲み、何となく食べているおやつ、などがそれにあたるでしょう。
 
 
ポイント2  お金の専門家をブレインに持っている
 
お金の専門家といえば、税理士やファイナンシャルプランナーがそれに当てはまります。一般的には、ファイナンシャルプランナーが当てはまるでしょう。
 
日本人は、お金の教育をしっかりと受けている人は稀です。多くの人が、「お金を貯蓄する」「お金を使う」がベースになっていて、「お金を運用する」などの知識や経験を持ち合わせている人は少ないです。
 
例えば、家を手に入れる場合は、大きな買い物ですから、お金の流れの全体を俯瞰的に眺めることは必須です。自分たちの経験則だけでなく、時代の流れなどから客観的に情報やアドバイスが手に入るブレインを持つことはとても有効です。人生全般の「お金計画」をまとめる際にはとても頼れる専門家です。
 
 
ポイント3  先行投資を中心に考えている
 
お金を引き寄せる人々が「投資」「消費」「浪費」の中で一番意識をしているのが「投資」です。なぜなら「投資」が最終的にお金を引き寄せる流れを生み出すと知っているからです。
 
例えば、夢を描いて家を手に入れるというのは「先行投資」になります。ただ、寝に帰るだけの家は「消費」です。逆に、見栄をはった家を手に入れるのは「浪費」です。家を手に入れて、どんどん豊かな流れを引き寄せているご家族などを見ると、そのひとたちは「先行投資」として明確に家を手に入れています。
 
混乱されるひとが多いのですが、「見栄」をはって家を手に入れるのは「消費」です。
 
夢を叶えるための投資と見栄をはるための浪費の違いは、普段から意識をしていないと混合してしまいがちなので注意してみましょう。
 
 
ポイント4  金額に見合った相応しい自分という意識を持っている
 
同じ収入ぐらいの人でも「家を手に入れる人」と「家を手に入れようと思っても手に入らない人」がいます。それは、なぜでしょうか?
 
これまで、たくさんの相談者の話を聞いてきましたが、家を手に入れる人は「当然のごとく家を手に入れれると思っている」から家を自然と手にいているんだとここ数年で分かってきました。なぜ分かってきたという表現を使うかというと、本人たちは自然とそう思っているので、そのことを口に出さないため、若干分かりにくかったからです。しかし、その感覚が、毛穴から滲み出ているのを確信的に感じるようになりました。
 
逆に言うとなかなか家を手に入れることができない人は「自分たちは家を手に入れるのにふさわしくない」とどこかで感じているのです。
 
例えば、恋愛に関しても「自分は普通に恋愛できる」と思っている人は、わざわざそう自覚する必要もなく、普通に恋愛していますが、なかなか恋愛できない人は「自分は恋愛するのにはふさわしくない」と意識的に感じているので、相手を引き寄せることができません。※逆にふさわしくないという状況を意図しているのでそれを引き寄せています
 
お金に関しては、その金額を使うことが自分にとってふさわしいのかそうでないのか?で、引き寄せる額が変わっています。これは、普段ビジネスを自分でやっている人にはピンとくるでしょう。しかし、なかなかそれにふさわしい自分という意識にはなれません。それを解決するにはポイント5が大切になってきます。
 
 
ポイント5  子供の頃のお金に対するネガティヴな観念を書き換える
 
「あなたにとってお金とは何ですか?」という質問をするとどのように答えいますか?
 
・たくさんあればあるほど嬉しいもの
・たくさんお金があると周りからたかられそうで怖いもの
・ないと困るけど、必要以上にあったら面倒なもの
・お金があるほどトラブルを生み出す
・お金があればあるほど、幸せを循環させることができる
 
など、この他にも様々な考え方があることでしょう。
その中で、見ていきたいのが「お金との関係性が健全かどうか」です。
 
例えば、
・お金=たくさんあると人間関係を崩すもの
という考え(観念と言います)を持っている場合は、口では「お金がたくさん欲しい」と言っていても、「お金がたくさんあると人間関係を崩す」という考えが根底にある限り、お金を引き寄せることは出来ません。
 
そして、この「観念」の多くは、子供の頃に経験した出来事やそれが心の傷(トラウマ)となって、根深く残ったもので形成されます。
 
子供の頃、親がお金のことでトラブって、人間関係を崩している場面やそのことで両親が喧嘩している場面が多々あっとします。そうなると、「お金が人間関係を崩すんだ」という心苦しい思いが胸に刻まれます。
 
しかし、大きくなるとそのこと自体を忘れてしまうことが多く、まさか自分が子供の頃に経験した「心の傷」が自分の考えのベースにあるとは夢にも思いません。
 
自営業をしていた友人で、いつも年収がある金額で頭打ちになりそれ以上、年収を上げることができませんでした。子供の頃に得た観念を探っていくと、その金額は「死ぬほど頑張って仕事をしていた父親の年収」だったことが分かりました。彼の中では、父親の年収を超えるのは、父親に対して申し訳ない、どこかで父親の尊厳を奪ってしまう行為になってしまう、と感じていたことを自覚し、涙しました。
 
その後、彼は「父親の年収を超えることは父親の存在を否定することではない」と観念を意識的に書き換え、その後年収が一気に増えました。
 
これは一例ですが、今回のテーマで一番大切なのはこのポイント5です。
 
家を自然と手に入れる人の中には、小さな頃の経験から、自分も一戸建てに住んでいたし、誠実に生活していれば、手に入れることができると自然と思っている人もいます。そういった人を見ると、羨ましいな〜という気分に私も個人的にもなります。
 
子供の頃に家にまつわるトラブルに見舞われてきた人は、自然とそう思うことが出来ません。しかし、そういった人たちも「自分たちは家を手に入れるのにふさわしい」という思いになることが出来れば、家を手に入れることができるようになります。
 
そういった時に有効なのが「この家を手に入れることでどんな夢を叶えたいか?」という質問です。家族共通の夢を描くことで、子供の頃の観念を書き換えるぐらいのパワーを持つことがあります。
 
これまで「家族共通の夢」が明確になった途端に、資金面、土地などの条件がクリアーされ、一気に家づくりが進んだご家族を何組も見てきました。
 
ここから分かることは、「お金を引き寄せる」というのは、手段であって、「どんな夢を叶えたいか?」が目的として明確になればなるほど結果的に必要なお金を引き寄せるということです。
 
ポイント1〜5を出来れば何度も読み直して、自分自身に落とし込んでくださいね。
 
 
 
 
 

Q&A 住宅ローンをあまり組みたくありません。出来るだけ現金で支払いたいのですが、アドバイスいただけますか?

(ご質問)
住宅ローンをあまり組みたくありません。出来るだけ現金で支払いたいのですが、アドバイスいただけますか?
 

f:id:yanoukeizou:20161219112902j:plain

 
 
(八納の回答)
家を入手すするときには二通りの考え方があります。
 
一つは、
現金で買えるまで家を手に入れない
 
もう一つは、
住宅ローンを組んで家を手に入れる
 
です。
 
合わせて考える必要がある根本的な考えは
 
「収入より支出が上回らない」
 
ということです。ここは大原則です。
 
しかし、先に述べた二通りの考えに関しては答えはありません。
富裕層の人ほど、現金でものを買う傾向が強いのも事実です。
 
では、どうすればいいか?
それは「お金に関する知識を身につける」ことです。
 
例えば、現在の住宅ローンは固定金利で1.5%、変動で1%を切るものもあります。
それに対して、世界で平均的なお金の運用率は年利5%近くあります。
 
そのように考えると現金は5%近くで運用し、住宅ローンを借りたほうが資産は増えていきます。
 
1980年代は、住宅ローンの利率が7%ぐらいありました。
 
ですので、その当時に家を建てた人は「ローンを組むぐらいだったら現金で建てたほうがいい」と思っていましたし、そのことを子供たちに伝えて、今でも「ローンを組むぐらいだったら現金で建てたほうがいい」という教えが正しいと思っている人もいます。
 
この考え自体が今の時代と合っていないことは分かりますよね?
 
しかし、「住宅ローン=借金」であることは間違いありません。
 
では、どこまで借金をするのか?しないのか?
どこまで、借金をしてまでも家を手に入れたいのか?
 
ここを見極める必要があります。
 
お薦めできるのは、独立系ファイナンシャルプランナーの方に、ライフシミュレーションを組んでもらうことです。そうすることで、収入を上回らないバランスでどれくらい住宅ローンを組んでいいか?を将来にわたって方針を見出すことが可能になります。
 
 
また、家づくりの方での工夫で、「どんな状況になっても住宅ローンを支払える仕組みをつくる」ことも可能です。これはまた別の機会にお伝えしましょう。まずは、独立系ファイナンシャルプランナーに相談してみてください。
 
 
 
 

Q&A 理想の土地に出会うためにはどうすればいいでしょうか?

(ご質問)
土地を探しているのですが、なかなかピンとくる土地が出てきません。理想の土地を手に入れるにはどうすればいいでしょうか?

f:id:yanoukeizou:20161218084034j:plain

 
 
(八納の回答)
理想の土地を手に入れて家を建てているご家族には、ある特徴があります。
それは、土地を探し始める前に「その家を手に入れてどんな夢を手に入れたいか?」を明確にしていることです。
 
実際に、
「畑付きの土地で、家族みんなで土に触れながらわいわい楽しむようなライフスタイルを手にれたい」
という思いを明確にしてきたご家族は、思っていたエリアではなかったものの、思い描いている土地そのものが出てきたので即決されました。
 
その後1週間で、そのエリアの畑付きの土地も売れてしまいました。
興味深いのは、本当に欲しい敷地というものは、すぐに売れてしまう可能性が高いということです。
ゆっくりと情報を見ていると、あっという間に売買されて情報自体に出会えなくなる可能性もあります。
 
しかし、土地の情報を見て即決する事に対して
 「良く見ずに決めるなんてこわい」
 「金額も大きいので、考える時間は必要では?」
という反応をされる方が大半です。
 
しかし、初めに「どんなライフスタイルをエンジョイしたいか?」を明確にしているご家族ほど、土地の入手では理想に近い土地を手に入れています。
 
実際にはイメージしてから土地がすぐ出てくる場合もありますが、3か月先ということもあります。タイムラグがあるとどうしても「やっぱり駄目だったか」という気分になりやすいですが、必ず出てきます。
 
私自身も自邸を建てるときそうでした。
「街中の比較的目立つ場所に、狭小敷地でかつ2台車がとめれる敷地。探す方位は今の家からみて西南。見つかる期限は2006年7月が限界」
これが条件でした。
 
あきらめかけていた8月初旬に、敷地が出てきました。
やはり私の場合も即決でした。
 
ここまで話をするとお分かりいただけると思いますが、即決というよりも
「イメージしていた敷地がやっと出てきてくれた!」
という感じになるのです。
 
これは、理想のパートナーを探すときの方法と同じです(笑)。
パートナーシップの専門家に聞くと、「理想のパートナー像を明確にしていない人はパートナーが出来ない」と言っていましたが、土地探しと似ているな~と思いました。
 
ぜひ、理想の土地探しをする際に、上記をイメージして取り組んでみてください!
 
 
 

家づくりで賢くお金を使う方法とは?次回は1月21日開催予定

12月17日(土)の本日、弊社の宇品神田オフィスにて「総額が変わらないのに2ランク上の建築家との家を手に入れる方法」勉強会を開催しました。

 

2組限定でじっくりと話ができる形での開催。おふた組ともじっくりとはなしが聞けてよかったということで、私も嬉しく思います。

 

参加された方のご感想です。

「以前八納さんの講座に参加して、家を建てる時は八納さんに相談したいなと思っていましたが、きっと高くつくだろうと思っていましたが、光熱費、医療費などから総合的に考えると資産性の高い家を持つ方がいいなと思い、とても勉強になりました」

30代女性

 

「分かりやすく説明いただいて、全く知識のない私が興味を持てるようになりました。暖の取り方、ローンのこととても勉強になりました。とても親しみやすくて優しいお話ありがとうございました」

50代女性

 

とても嬉しい感想です。

多くの方がどれだけ金額を抑えて家を手に入れるか?を模索していますが、その発想だけだと、「安く家を手に入れたけど、毎月かかる出費がここまでかかるとは思わなかった!」という状態になる可能性は大です。

 

なぜなら、住宅ローン以外にも光熱費や家の快適性が低いがために生じる病気などの医療費がプラスにかかるからです。

 

設計や工事をしている私たち専門家でも、そこまで意識して家づくりを提供している人はまだまだ少ないのが現状です。

 

また設計事務所が入って家づくりをするメリットとデメリットもあまり認知されていません。家の総額が2500万円以上になると、設計事務所が入った方が賢く家づくりができるケースが多いと私自身の経験からも思います。

 

さらには、勉強会でお伝えしている「ある方法」を組み合わせるとさらに経費をかけずに家を建てることも可能です。

 

1月にも2組限定で勉強会を開催します。

 

詳細はこちらです。

日時 2017年1月21日(土)10:30〜12:00

場所 弊社オフィス 広島市南区宇品神田3−1−3

参加費 資料代として500円/組

お申し込み こちらをクリックしてください

 

 

すぐに暖房効果を上げるための5つの方法

これからの季節、一気に家の中が寒くなってきますよね。
通常の木造住宅なら外気温が0度になると、室温も5~7度ぐらいになるケースも出てきます。
 
これから家づくりを考えている人やリフォームを考えている方は、ぜひ最低室温が15度以上になるように断熱気密を考えていただきたいところですが、今住んでいる家で工夫して「すぐ暖房効果を上げるための5つの方法」と題して話をしたいと思います。
 
その1 加湿をする
 
折に触れてお伝えしているのが「室温と合わせて湿度を整えましょう」ということですが、快適な湿度は40~60%と言われています。冬になると湿度が20~30%程度に下がってくるために、エアコンの暖房の暖気が寒く感じてしまいます。また医学界でも研究をされていて、湿度が50%ぐらいになると季節性のインフルエンザなどが繁殖しにくくなるようです。
 
ちなみに、他の先進国では、日本より湿度が低く10%台なんてもザラにあります。では、なぜ過乾燥して感じないのでしょうか?なぜなら、他の先進国では暖房でエアコンを使わず温水をパイプに通してそこから「ほわ~」っと流れる輻射熱で温めているからです。
 
日本でも輻射熱暖房がランニングコストを含めて安価になれば、選択肢の一つになるかもしれませんが、現状では、快適な湿度を作り出すほうがベターでしょう。
加湿に関しては、別のQ&Aで答えていますので、合わせてそこもご覧ください。
 
 
その2 足元を暖める工夫をする
 
断熱の低い家の場合は、部屋全体を暖めるというのは難しいものです。その場合は、まず足元を暖める工夫をしましょう。こたつも一つですが、それ以外にも厚めの靴下を履くことや、お風呂に入った後も足を冷やさない工夫をすうこと、個人的には電磁波のことがあるのでお勧めしないのですが、電気カーペットもあります。
 
また、初期投資がかかりますが、ガスを利用した床暖房を普段いる場所の床にリフォームで組み込むのも一つでしょう。※本来なら床暖房を入れるのなら、合わせて断熱改修もしたいところです
 
 
その3 厚手のカーテンを閉める
 
窓の断熱性能が低い場合が多いので、厚手のカーテンを閉めて暖気をそとに逃がさないというのもポイントです。また、窓からはコールドドラフトという現象がおこり、窓面から冷気が流れ落ちてくるようになります。
そういったものを防止するにも厚手のカーテンは一役買います。
 

f:id:yanoukeizou:20161216132734j:plain

 
 
その4 ガラスに断熱シートを貼る?
 
最近は「断熱シート」という名前で直接ガラスに貼るシートは普及してきています。
サッシの中でもガラス面の大きさを考えるとそこが一番冷えるので、少しでも断熱シートで冷気を取り込まないように、熱を逃がさないようにという発想から生まれた商品です。
根本的にはその5でお伝えしているうち窓設置をしていただきたいので、興味がある方は試してみてください。
 
 
その5 「うち窓」を入れる
 
予算に余裕があれば、効果的なのは「うち窓」を入れることです。幅1.6m、高さ2mぐらいの窓で工事費込みで4~5万円で設置が可能です。
 
既存の窓の内側に、樹脂枠でできた窓を入れることで、窓からの熱が逃げないように、冷気が入らないようにします。カーテンや遮熱シートでは、厳密に熱や空気を遮断できません。特に寒さにこたえる窓があれば、そこにうち窓をつけてその効果を実感してみてください。大きな窓ほど効果的です。
 
 
 
 

【作品事例】愛と豊かさが溢れるラグジュアリーハウスの竣工写真が出来ました

f:id:yanoukeizou:20161215000510j:plain

【前面道路から夕方の建物の全景を見る。手前の屋根は、ゲートでありウィングをイメージしたデザイン】

 

今後は、はてなブログでも実際に設計させていただいた住宅なども紹介していこうと思います。

この写真は、2016年11月に竣工したI様邸。
数年かけて土地を見つけるお手伝いもしながら、設計させていただいたプロジェクトです。広島の街中でも閑静な場所にあるI様邸は、I様と打合せを重ねた結果、「かわいらしいラグジュアリーな感じの内装と家相を活用して、愛と豊かさが溢れる間取りにしたい」というご要望を取りまとめました。


家相も三合吉相という、最大に効果の出る家相を取り入れています。
特に家族愛、健康運を中心に運気ががどんどん発展していく間取りにしています。

f:id:yanoukeizou:20161215001010j:plain

f:id:yanoukeizou:20161215104831j:plain

    【2階LDKの全景。天井高さ4mとすることで開放感のある空間を演出】

また、街中ということもあり、三方が囲われた敷地であるため、2階LDKを採用しました。また、開放感のある空間構成にするために「次世代省エネ基準の2倍の高断熱高気密性能」を盛り込みました。

真冬でも晴れていたら、ほとんど暖房いらずという「パッシブデザイン」。

これからどのような生活がされていくかとても楽しみなところです。

 

 

 

 

 

Q&A 寒い時期に効率的に部屋を暖める方法はありますか?

(ご質問)
リフォームをしたいと考えています。しかし、なかなか資金が集まらない今日この頃で、一気に寒くなってきましたが、既存の部屋の状態で部屋を暖かくするコツなどはありますか?
 
 
(八納の回答)
家の断熱・気密性能によって方法は変わってくると思いますが、共通してまずできるのは「部屋の加湿」です。
まずは、温湿度計を買いましょう。最近は2000円ぐらい出せば、比較的正確なデジタル温湿度計などもありますので、まずは購入しましょう。
 
冬は湿度がぐんと下がってきます。快適な湿度は40~60%と言われています。
部屋の湿度が、これからの時期は30%台や20%台になってきます。
 
この状態でエアコンで暖房をすると、乾いた寒い風が吹くように感じてしまいます。
「暖房してもなかなか効かない。逆に寒く感じる」
というのは、このような状況で起こっています。
 
こういう場合は先に部屋の加湿を行います。
方法としては、
 ・加湿器を使う
 ・やかんを沸かす場合はその湯気を活用する
 ・お風呂の湯気を部屋に導く
 ・室内干しをする
など、部屋に水分が増えることを考えて行います。
 

f:id:yanoukeizou:20161215083723j:plain

 
また、寝室でも加湿は重要です。
 
寝ているときに口呼吸をして寝る人は、朝起きるとのどが痛くなり、それがきっかけに喉を傷めやすくなります。出来る限り鼻呼吸に変えて寝れるように体質改善することも大切ですが、合わせて加湿することも大切です。
 
今回は、湿度に関してお答えしましたが、また別の機会に総体的な話をしたいと思います。
 
 
 
 
 

部屋がどんどん散らかっていく「心のメカニズム」とは?

最近、「部屋の状態はその人の心の状態を表している」というテーマの書籍やコラムなどが話題になっています。家づくりを普段から手掛けている立場からしても、「それはそのとおり」と思います。
 
それは、なぜなのでしょうか?
ここでは、これまで多数関わってきた相談者との間で分かってきた「心に連動してなぜ部屋が散らかってしまうか?の理由」を5つのステージでお伝えします。
 

f:id:yanoukeizou:20161215000215j:plain

 
 
ステージ1 心に余裕がないと周りにまで気が配れなくなるから
 
まず誰でも心に余裕がなくなると、周りに気を配ることが難しくなります。部屋にたいしても同様です。年中、部屋が片付いている人は、それほどいません。どちらかというと、心に余裕がなくなると少し散らかり、少し心に余裕が出来てくると、それを片付けるというサイクルを繰り返します。特に心に余裕がなく、先延ばしにしたくなる場合、机の上に物が散らかったりするのもその象徴です。
年中を通じて、そんなに部屋がちらかっていない人の場合は、このサイクルを繰り返しているのが現状です。
 
 
ステージ2 心に余裕がないと、散らかっている状態の方が心になじんでしまうから
 
そのサイクルが崩れ、心に余裕がない時間が増え、片付ける気力も沸かない日々が続くと、だんだんと部屋が散らかったままになってきます。床の上に物を積み上げることが増え、それを片付ける気力や余裕がないまま、さらにその上に物が積み重なっていく、、、心の中では「これだけ大変で忙しくしているんだから片付かなくても仕方がない」という言い訳がぐるぐる回り始めます。そうなると、部屋の散らかった状態=忙しさの象徴として、妙になじんできてしまいます。忙しさや心に余裕がない状態が長期化すると、この状態が徐々にロックされていきます。
 
 
ステージ3 習慣化してしまうと変えるのが難しくなり抜け出せなくなるから
 
「部屋が片付いていたのはいつのころだっただかしら?」と思い出せないくらいな状態になってくると、部屋が散らかった状態は、完全に習慣化してしまっています。そうなると、逆に少し心に余裕が出始めても、「散らかっている部屋=自分の部屋」という習慣を変えるだけの気力にはつながりません。
また、そういった部屋で過ごしていると、気力がみなぎって元気になることは難しくなってしまうため、よっぽどのことがない限り奮起して、部屋を片付けようという気になれなくなってしまうのです。
 
 
ステージ4 セルフイメージを下げ、きれいな部屋にふさわしくないという感覚になるから
 
はじめは片付いていた部屋に住んでいたはずなのに、心に余裕がなくなり、いつも間にか散らかり、それが習慣化してしまうと、「いくら片付けようと思ってもそれが出来ない自分」「こんな自分には片付いた部屋はふさわしくない」とセルフイメージにまで下げてしまう結果になってしまいます。そして「セルフイメージ=自分の人格=自分の性格」というふうに固定化されていくのです。
 
 
ステージ5 最終的に「こんな自分じゃだめだ」とダメ出しして、自己憐憫状態にはいるから
 
部屋の片づけに対してセルフイメージが極端に下がってしまった人は「自分はこんな程度だ」とあきらめの境地に入ったり、「なんて自分はダメなんだ」と自分バッシングをはじめ、自己憐憫状態(自分はかわいそうだな~、だめだな~と感じ続ける精神状態)に入ってしまいます。こうなると、片付けの専門家に片付けてもらったりしても、必ずリバウンドしてしまいます。TV番組などでゴミ屋敷を掃除しても必ずもとに戻ってしまうのは、この心の状態が作用するからです。また最近わかってきたのが、広汎性発達障害の特徴などがある人は「こんな自分じゃダメだ」という感覚が強く、自己憐憫状態が慢性化しやすく、いきなりステージ5に陥る場合があります。
 
 
いかがだったでしょうか?
ステージが深くなればなるほど、改善するのが難しくなります。
 
部屋が散らかっている人は自分がどのステージにいるかをまず捉えてみましょう。
 
・・・では、どうすれば、心の作用を改善して片付いた部屋の状態に戻していくことが出来るのでしょうか?
 
心理カウンセラーなどに話を聞くと「あるがままの状態を受け入れることが重要だ」と言います。
 
例えば、最近太り気味で気になって体重計に乗ったとします。
「・・・・うわぁ~、こんなに増えている。自分はダメだ~!」
となるのが、自己憐憫。
 
それに対して、
「確かに最近の暴飲暴食だったらそうなるよな。よし、まずこのことを受け入れてそこから考えてみよう」
となると、ダイエットに向き合うことが出来るようになります。
 
家の片付けも一緒です。
 
まず、散らかっていたら
「あれだけ忙しくて心に余裕がなかったから当然だよな~。」
と、あるがままの状態を受け入れることです。
 
もしそれを自分で受け入れるのが難しい場合は、友人に話を聞いてもらい、上記のように「それは仕方なかったよ」と同意してもらうか、カウンセラーなどに話を聞いてもらい、今の自分を認めていく地道な作業が必要になります。
 
少しでも自分ができたことをほめる習慣づけも重要です。
 
片付けと自分の心の状態が比例していくのはこれで実感できたと思います。
ポイントは部屋の片づけと同時に心に癒しを与えていくことだと覚えておきましょう。
 
 
 
 

LINEで無料相談が出来るLINE@をスタートしました!

 友達追加

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Q&A 子供部屋をリビング横で一体的にしたいのですが、変ですか??

(ご質問)
家の新築を考えていますが、私には、2歳と6歳の娘がいますが、子供部屋はリビングの一角に区切らずに一体的な空間として使いたいと思っています。「さすがにそれはかわいそうよ」と友人に言われたのですが、どうなのでしょうか?
 
(八納の答え)
子供部屋の中を区切らずに子供が大きくなったら部屋の間を区切るという話は良くありますが、子供部屋自体をリビングの一角に設けてリビングと一体的に使うという話は、珍しく聞こえるかもしれませんね。
 
しかし、ヨーロッパでは、子供部屋もなく、リビングの一角にベットを置いて寝るときだけカーテンで仕切るようなライフスタイルも多く存在します。
 
また、日本の田舎住宅などはふすまで区切っているだけで、部屋の境界があいまいです。さらに日本では、食事する居間でちゃぶ台をしまって、そこに布団を敷いて寝るという文化も根強くありました。
 
そういった意味でも、住まい方に決まりはありません。
 
ご家族みんなでどういった暮らしをしたいか?を明確にすれば、それに合わせたライフスタイルが実現できる住まいにすればいいのです。
 
しかし、注意も必要です。
 
まずは、「子供たちがその暮らし方にしっくりしているか?」「大きくなった時に部屋を与えてあげるかどうか?」を話し合うことです。
 
もう一つは、将来その家を人に貸したり、売却する可能性がある場合は、あまり特殊な間取りにすると借り手や購入相手が出にくいということです。そういったことも含めて「自分たちはどういった暮らし方をしていきたいか?」を話し合ってみましょう。